GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
マスター詳細レポート
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「Table」データ領域とグループ化機能を使用し、マスタ詳細レポートを作成することができます。このチュートリアルでは、マスタ詳細レポートの作成方法を紹介します。

このトピックでは、以下のタスクを行います。

メモ:

チュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

デザイン時のレイアウト

実行時のレイアウト

Visual StudioプロジェクトにActiveReportを追加する

  1. Visual Studioで新規プロジェクトを開きます（［ファイル］メニューから［新規作成］、［プロジェクト］を選択）。
  2. ［新しいプロジェクト］ダイアログで［ActiveReports 16.0J ページレポート アプリケーション］を選択し、ファイル名を「rptMasterDetail」に変更します。
  3. ［OK］ボタンをクリックすると、ActiveReports 16 ページレポートアプリケーションが新規作成されます。デフォルトでページレポートがプロジェクトに追加されています。

プロジェクトの追加については、「クイックスタート」を参照してください。

レポートをデータソースに接続する

  1. レポートエクスプローラで、［データソース］ノードを右クリックして、［データソースの追加］のオプションを選択するか、［追加］（＋）ボタンから［データソース］を選択します。
  2. ［レポートデータソース］ダイアログで［全般］ページを選択し、名前を「ReportData」に変更します。
  3. このチュートリアルでは、Reelsデータベースに接続します。詳細については、「データソースとの接続」を参照してください。

データセットを追加する

  1. レポートエクスプローラで、追加したデータソースのノードを右クリックして［データセットの追加］オプションを選択するか、［追加］（＋）ボタンから［データセット］を選択します。
  2. ［データセット］ダイアログで［全般］ページへ移動し、［名前］フィールドに「CustomerOrders」と入力します。この名前が［レポートエクスプローラ］で、追加したデータソースの子ノードとして表示されます。
  3. ［データセット］ダイアログの［クエリ］フィールドに以下のSQLクエリを入力します。
    SQLクエリ
    コードのコピー 
    SELECT CustomerID, Title, LastName, Quantity, Price, [Quantity]*[Price] AS
Total FROM CustomerOrders WHERE CustomerID < 1010
  4. クエリボックスの横にある［データセットの検証］アイコンをクリックし、クエリを検証します。

  5. ［OK］をクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリフィールドは、［レポートエクスプローラ］のノードとして表示されます。

レポートのレイアウトを作成する

レポートにグループ化のテーブルを追加する

  1. Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にTableデータ領域コントロールをドラッグし、［プロパティ］ウィンドウからLocationプロパティを「0in,1in」に設定します。
  2. Table内をクリックし、テーブルの上端と左端に列と行のハンドルを表示します。
  3. レポート内のデータをグループ化するために、詳細行の左端の行ハンドルを右クリックし、［グループの挿入］を選択します。
  4. ［Table- グループ］ダイアログで、［式］に「=Fields!CustomerID.Value」と入力します。
    これにより、各顧客の詳細をグループ化します。
  5. ［名前］を「Customer」に変更します。
    メモ: ［式］を設定するまで、［Table - グループ］の［名前］を変更することはできません。
  6. ［OK］をクリックしてダイアログを閉じます。テーブルにグループヘッダとグループフッタが追加されます。

レポートの4番目の列を追加する

  1. 1番目の列を選択し、［プロパティ］ウィンドウから、Widthプロパティを「3.5in」に設定します。
  2. 2番目の列を選択し、［プロパティ］ウィンドウから、Widthプロパティを「0.92in」に設定します。
  3. 3番目の列を選択し、［プロパティ］ウィンドウから、Widthプロパティを「1.04in」に設定します。

    ヒント: レポートの幅が変更されないように、デザイナ面にあるテーブルの列の幅を調整してください。

  4. 3番目の列の上端にある列ハンドルを右クリックし、［右に列を挿入］を選択します。挿入した4番目の列の幅を、3番目の列の幅と同じ「1.04in」に設定します。

データをテーブルに追加する

  1. グループヘッダ行の1番目の列のテキストボックス上をマウスオーバーし、フィールド選択の装飾を表示します。 
  2. 装飾をクリックし、［データセット］にあるフィールドのリストから［LastName］を選択します。グループヘッダ行に式が自動的に追加され、ヘッダ行に静的なラベルが表示されます。
  3. ［プロパティ］ウィンドウで、同テキストボックスのFontSizeプロパティを「12pt」に設定します。
  4. テーブルヘッダ行の、1番目の列の静的なラベル［Last Name］を削除します。
  5. 各グループの先頭に静的なラベルを表示するために、グループヘッダ行の左端にある行ハンドルを右クリックし、［下に行を挿入］を選択します。
  6. 詳細行の1番目の列のフィールド選択の装飾を使用し、［Title］フィールドを追加します。
  7. グループヘッダから静的なラベルを切り取り、詳細行の上に挿入したヘッダ行に貼り付けます。
  8. 詳細行の2番目の列のフィールド選択の装飾を使用し、［Quantity］フィールドを追加します。詳細行に式が自動的に追加され、ヘッダ行に静的なラベルが表示されます。
  9. ［プロパティ］ウィンドウから、［Quantity］フィールドのTextAlignプロパティを「Left」に設定します。
  10. グループヘッダから静的なラベルを切り取り、詳細行の上に挿入したヘッダ行に貼り付けます。
  11. 詳細行の3番目の列のフィールド選択の装飾を使用し、［Price］フィールドを追加します。
  12. 「［プロパティ］ウィンドウ」から、以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    TextAlign Left
    Format c (通貨書式を使用します)
  13. グループヘッダから静的なラベルを切り取り、詳細行の上に挿入したヘッダ行に貼り付けます。
  14. 詳細行の4番目の列のフィールド選択の装飾を使用し、［Total］フィールドを選択します。
  15. ［プロパティ］ウィンドウから、以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    TextAlign Left
    Format c (通貨書式を使用します)
  16. グループヘッダから静的なラベルを切り取り、詳細行の上に挿入したヘッダ行に貼り付けます。

レポートの外観を向上する

  1. テーブルの左端にある行ハンドルを右クリックし、［テーブルのヘッダ］を選択して削除します。
  2. ヘッダ行の左端の行ハンドルをクリックし、ラベルを持つヘッダ行を選択します。
  3. ［プロパティ］ウィンドウから、以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    RepeatOnNewPage True
    FontWeight Bold
  4. レポートエクスプローラから、［Total］フィールドをグループフッタ行の4番目の列にドラッグし、グループ毎の小計を表示します。この式では自動的に［Sum］関数が使用されます。
  5. ［プロパティ］ウィンドウから、以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    Format c (通貨書式を使用します)
    FontWeight Bold
  6. レポートエクスプローラから、［Total］フィールドをテーブルフッタ行の4番目の列にドラッグし、てテーブル毎の合計を表示します。
  7. ［プロパティ］ウィンドウから、以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    Format c (通貨書式を使用します)
    FontWeight Bold
  8. 上の行に設定された静的なラベル［Total］を削除します。
  9. ページレポートの場合は、［レポートエクスプローラ］よりTableデータ領域を選択し、FixedSizeプロパティを「6.5in, 7in」に設定します。
    メモ: RDLレポートの場合は、以下の手順を行います。
  10. デザイナ面の周囲にあるグレーの領域をクリックし、レポートメニュからページヘッダを選択します。
  11. ツールボックスからページヘッダ上に TextBoxコントロールをドラッグし、［プロパティ］ウィンドウから以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    TextAlign Center
    FontSize 14pt
    Value 顧客注文

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