GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
レポートパーツ
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レポートパーツとは

レポートパーツとは、データや各種設定が追加された一連のコントロールのことで、ページレポート、RDLレポート、セクションレポートでサポートされています。他のレポートでも再利用可能なのが特徴です。たとえば、レポート1のChartデータ領域とTablixデータ領域と、レポート2のTableデータ領域を使って新たなレポートを作成することができます。

レポートパーツを使用する理由

高い再利用性: レポートパーツを使用すれば、レポートコントロールをデータセットやデータソース接続などの関連するデータリソースとともに再利用することができます。過去のバージョンでは、コントロールを別のレポートにコピーすることはできましたが、関連するデータリソースはコピーすることができませんでした。レポートパーツを使用することで、コントロールの操作に必要な要素すべてが追加可能になります。

自動競合処理機能: ActiveReportsは、競合するレポートパーツの名前を自動処理します。たとえば、あるレポートにTablix1という名前のデータ領域が存在する状態で、Tablix1という名前のレポートパーツを追加すると、レポートは新たに追加したレポートパーツの名前を自動でTablix2に変更します。

依存性ゼロ: レポートへの追加後、レポートパーツは元のレポートパーツから独立したアイテムとして修正することができます。たとえば、Table1をレポートパーツとして現在のレポートに追加したとすると、元のレポートにあるTable1の設定に影響することなくプロパティを修正することができます。

以下はレポートパーツの操作方法に関する手引きのリンクです。

レポートライブラリの表示・非表示への変更

ActiveReportsをシステム上にインストールすると、[レポートライブラリ]ボタンがVisual Studioのツールバーに自動追加されます。このボタンはアプリケーションを新規作成すると表示されます。

  1. Visual Studioのツールバーを右クリックしてActiveReports 16.0Jを選択し、レポートデザイナツールバーを表示します。詳細については、「ツールバー」を参照してください。
  2. レポートデザイナツールバー上の[レポートライブラリ]ボタンをクリックします。[レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウが表示されます。
  3. [レポートライブラリ]ボタンを再度クリックすると、[レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウは非表示になります。
メモ:

レポートパーツの追加

  1. 単体のデザイナ[ファイル]メニューをクリックして[開く]を選択します。あるいは[レポートライブラリ16.0J]ウィンドウの[ライブラリ]ノードを右クリックして[追加]を選択します。
  2. [開く]ダイアログが表示されます。フォルダ階層を移動して、レポートパーツに使用するレポートを選択します。

  3. [開く]ボタンの右側の矢印をクリックして[ライブラリとして開く]を選択し、レポートパーツを[レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウに追加します。レポートライブラリに追加したレポートパーツは、新規、あるいは既存のレポートのデザインに使用することができます。

レポートライブラリでのレポートパーツの非表示への変更

  1. [レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウを開きます。詳細については、「レポートライブラリを表示・非表示にする」を参照してください。
  2. [レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウで、非表示にするレポートパーツを選択します。

  3. 選択したレポートパーツを右クリックします。コンテキストメニューから[非表示]オプションを選択して、このレポートパーツを[レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウで非表示にします。

レポートライブラリからのレポートパーツのクリア

  1. [レポートライブラリ 16.0J]の任意の箇所を右クリックします。コンテキストメニューから[クリア]オプションを選択してレポートライブラリから削除します。

レポートでのレポートパーツの使用

  1. レポートライブラリに追加したレポートパーツは、[レポートライブラリ 16.0J]ウィンドウからデザイナ面へドラッグ&ドロップすることができます。レポートパーツはデータソース、データセット、パラメータなどの依存性データとともにレポートに追加されます。

    メモ: セクションレポートのレポートパーツをページレポート/RDLレポートのレポートライブラリウィンドウで使用することはできません(逆の場合も同様です)。

制限事項

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