ActiveReports for .NET 18.0J
アプリケーションのライセンスの組み込み
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このトピックでは、アプリケーションにActiveReports for .NETのライセンスを組み込む方法について説明します。

ActiveReports for .NETを使用したアプリケーションを配布する場合は、正規の開発ライセンスを使用して作成されたことを示すライセンス情報をアプリケーションに組み込む必要があります。

このトピックの内容は、.NET Frameworkアプリケーションの場合に必要な作業です。.NETアプリの場合は、不要です。
.NETアプリケーションのビルド時に"lc.exe"のエラーが発生する – MESCIUS ナレッジベース


(1)自動で組み込む

デザイン時に、ActiverReports for .NETのコントロールをフォームに追加するか、または、セクションレポート(コード)をプロジェクトに追加することで、ライセンスファイル(「licenses.licx」ファイル)が自動的に作成され、必要なライセンスがプロジェクトに組み込まれます。

ページレポート、RDLレポート、ダッシュボード、セクションレポート(XML)をプロジェクトに追加した時には、「licenses.licx」ファイルが自動的に作成されず、ライセンス情報も追加されません。次の「手動で組み込む」の手順で、必要なライセンス情報をプロジェクトに組み込んでください。

「licenses.licx」ファイルは、デフォルトで、以下のフォルダに配置されます。

言語 フォルダ
Visual Basic <プロジェクトフォルダ>¥My Project¥
C# <プロジェクトフォルダ>¥Properties¥


(2)手動で組み込む

実行時にコントロールを作成する場合は、「licenses.licx」ファイルを作成して、必要なライセンス情報を記載する必要があります。

  1. ActiveReports for .NET のプロジェクトを開きます。
  2. [プロジェクト]メニューから、[新しい項目の追加]を選択します。
  3. テンプレートから、[テキストファイル]を選択します。
  4. テキストファイルの名前を、「licenses.licx」に変更して、追加します。
  5. 「licenses.licx」を開いて、以下のライセンス情報を追加します。プロジェクトで使用している機能に該当するものだけ追加してください。
    ライセンス情報
    コードのコピー
    GrapeCity.ActiveReports.SectionReport, MESCIUS.ActiveReports
    GrapeCity.ActiveReports.PageReport, MESCIUS.ActiveReports
    GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Win.Viewer, MESCIUS.ActiveReports.Viewer.Win
    GrapeCity.ActiveReports.Export.Pdf.Section.PdfExport, MESCIUS.ActiveReports.Export.Pdf
    GrapeCity.ActiveReports.Web.WebViewer, MESCIUS.ActiveReports.Web
    GrapeCity.ActiveReports.Design.Designer, MESCIUS.ActiveReports.Design.Win
    GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Wpf.Viewer, MESCIUS.ActiveReports.Viewer.Wpf
    GrapeCity.ActiveReports.Aspnet.WebViewer, MESCIUS.ActiveReports.Aspnet.Viewer
    GrapeCity.ActiveReports.Aspnet.WebDesigner, MESCIUS.ActiveReports.Aspnet.Designer
    

    各ライセンス情報に対応する機能は、以下の通りです。

    ライセンス情報 機能
    GrapeCity.ActiveReports.SectionReport, MESCIUS.ActiveReports セクションレポート
    GrapeCity.ActiveReports.PageReport, MESCIUS.ActiveReports ページレポート、RDLレポート、ダッシュボード
    GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Win.Viewer, MESCIUS.ActiveReports.Viewer.Win ビューワ
    GrapeCity.ActiveReports.Export.Pdf.Section.PdfExport, MESCIUS.ActiveReports.Export.Pdf PDFエクスポート
    GrapeCity.ActiveReports.Web.WebViewer, MESCIUS.ActiveReports.Web WebViewer(Professionalのみ)
    GrapeCity.ActiveReports.Design.Designer, MESCIUS.ActiveReports.Design.Win デザイナ(Professionalのみ)
    GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Wpf.Viewer, MESCIUS.ActiveReports.Viewer.Wpf WPFビューワ
    GrapeCity.ActiveReports.Aspnet.WebViewer, MESCIUS.ActiveReports.Aspnet.Viewer JSビューワ(Professionalのみ)
    GrapeCity.ActiveReports.Aspnet.WebDesigner, MESCIUS.ActiveReports.Aspnet.Designer Webデザイナ(Professionalのみ)
    プロジェクトで使用しているレポートの種類に応じて、必要なライセンス情報を記載してください。
    セクションレポートを使用している場合は、「GrapeCity.ActiveReports.SectionReport, MESCIUS.ActiveReports」を記載してください。
    ページレポート/RDLレポート/ダッシュボードを使用している場合は、「GrapeCity.ActiveReports.PageReport, MESCIUS.ActiveReports」を記載してください。
    セクションレポート、および、ページレポート/RDLレポート/ダッシュボードのどちらも使用している場合は、2つのライセンス情報を記載してください。
    なお、いずれか1つのレポートの種類のみを使用しているプロジェクトの場合に、2つのライセンス情報を記載しても、特に問題ありません。
    プロジェクトで使用している機能に該当するライセンス情報のみ、記載してください。
    セクションレポート(コード)を使う場合、プロジェクトに「MESCIUS.ActiveReports.Design.Win」の参照が追加されますが、「licenses.licx」ファイルへの記載は必要ありません。
  6. 「licenses.licx」ファイルのプロパティを表示し、[ビルド アクション]が「埋め込みリソース」になっていることを確認します。

    埋め込みリソース

  7. プロジェクトを保存し、ソリューションをリビルドします。これにより、ActiveReportsのライセンスが組み込まれます。


(3)注意事項



(4)他のアセンブリから利用する場合

ActiveReports for .NET をクラスライブラリなどで使用し、他のアセンブリからクラスライブラリを通して再利用する場合は、呼び出し元のプロジェクトに、ActiveReports for .NET のライセンス情報を記載した「licenses.licx」ファイルが必要です。以下の手順で、呼び出し元のプロジェクトにライセンスを組み込んでください。

  1. 呼び出し元のプロジェクトを開きます。
  2. 「手動で組み込む」の(手順2)以降を実施します。

クラスライブラリ

複数のプロジェクトを使用している場合は、最初に実行されるプロジェクトにライセンス情報が必要である点にご注意ください。
クラスライブラリを経由してActiveReportsの機能を使用するときの注意事項 – MESCIUS ナレッジベース


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