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カラム形式のレポートの作成
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このトピックでは、ページレポートおよびRDLレポートでカラム形式のレポートを作成する方法について説明します。

RDLレポート

RDLレポートでカラム形式のレポートを作成するには、次の2つの方法があります。

Listデータ領域のRowsOrColumnsCountプロパティとCountプロパティを使用する

ページレポート/RDLレポートでListコントロールの次のプロパティを使用すると、複数の列または行を生成できます。

例えば、GrowDirectionがColumnに、RowsOrColumnsCountが4(列数)に設定される場合、データは4列で水平方向に描画されます。残りのデータは、データ領域の固定サイズに基づいて設定されます。また、GrowDirectionがRowに、RowsOrColumnsCountが8(行数)に設定される場合、データは8行で垂直方向に描画されます。残りのデータは、データ領域の固定サイズに基づいて設定されます。

ゲージチャートに複数列レイアウトを使用して、商品の各カテゴリの在庫数量を表示する方法については、「ゲージチャートの作成」チュートリアルを参照してください。

レポートの本文のColumnsプロパティを使用する

このセクションでは、レポートの本文のColumnsプロパティを使用して、RDLレポートでカラム形式のレポートを作成する方法について説明します。

最終的には次の画像のようなレポートとなります。

RDL Report with Columns Set for Report Body

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[新規作成]をクリックし、新しいRDLレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

  1. レポートを新規作成すると、[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]オプションを選択する時も表示されます。
  2. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、データソースの名前を入力します。
  3. 種類を「SQLite Provider」に設定します。
  4. 次のように、接続文字列を「NWIND.db」に設定します。
    接続文字列
    コードのコピー
    data source= C:\data\nwind.db;
    
  5. [OK]をクリックします。
  6. 表示される[データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「DataSet1」と入力します。この名前が[レポートエクスプローラ]で、追加したデータソースの子ノードとして表示されます。
  7. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
    データセットクエリ
    コードのコピー
    Select * from Customers order by ContactName
    
  8. クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンValidate DataSet Iconをクリックします。[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

カラム形式レイアウトを作成する

  1. レポートエクスプローラで、[Body]を選択します。
    Report Body
  2. [プロパティ]ウィンドウでは、次のプロパティを設定します。
    プロパティ名
    Columns 3
    ColumnSpacing 0.10in
    Size

    2in, 2.15in 

    レポートのレイアウトを作成する

  3. デザイン面に、Listコントロール(List1)をドラッグ&ドロップします。
  4. DataSet1から、次のフィールドをList1内にドラッグします。
    • =Fields!ContactName.Value
    • =Fields!Address.Value
    • =Fields!City.Value
    • =Fields!Phone.Value        
  5. ツールボックスから、BarcodeコントロールをList1内で「=Fields!Phone.Value」フィールドの下にドラッグ&ドロップし、そのValueプロパティを「=Fields!PostalCode.Value」に設定します。    
  6. List1のDataSetNameプロパティが「DataSet1」に設定されていることを確認します。
  7. 指定した列にデータが収まるように、List1のサイズを調整します。
  8. List1のBackgroundColorプロパティを「MistyRose」に設定します。
    RDL Report with Columns Set for Report Body
  9. レポートに配置する各コントロールのサイズや位置を調整して、レポートの外観をカスタマイズします。

レポートを表示するには

[プレビュー]タブをクリックすると、レポートが表示されます。

ページレポート

ページレポートで列形式レイアウトを作成するには、以下の2つの方法があります。

Listデータ領域のRowsOrColumnsCountプロパティとCountプロパティを使用する

RDLレポートと同様に、ページレポートでListデータ領域を使用して、宛名ラベルレポートなどのカラム形式のレポートを作成できます。カラム形式のレポートを作成する方法については、「ページレポートで宛名ラベルレポートの作成」を参照してください。

OverflowPlaceholderコントロールを使用する

OverflowPlaceholderコントロールを使用してカラム形式のレポートを作成する方法については、「カラム形式のレポートレイアウト(ページレポート) 」を参照してください。