以下のトピックでは、ピラミッドチャートを作成する方法を紹介します。このチャートは、組織内の従業員の階層構造を示し、個別の垂直ピラミッドの形で表されます。
新しいレポートを作成する
デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。
レポートをデータ連結しデータセットを追加する
[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。
データソースを追加する
- [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「NwindDataSource」に変更します。
- 種類を「Json Provider」に設定します。
- [コンテンツ]タブに移動し、JSONデータの形式の選択を「埋め込み」に設定します。
-
[埋め込むファイル/URLの選択、またはデータの入力]フィールドに、次のデータを入力します。
JSONデータ
|
コードのコピー
|
{
"data":{
"人数s":[
{
"役職名":"部長",
"レイヤー":4,
"人数":15
},
{
"役職名":"上級副社長",
"レイヤー":2,
"人数":3
},
{
"役職名":"取締役",
"レイヤー":3,
"人数":8
},
{
"役職名":"開発者",
"レイヤー":6,
"人数":23
},
{
"役職名":"最高責任者",
"レイヤー":1,
"人数":1
},
{
"役職名":"シニア開発者",
"レイヤー":5,
"人数":10
},
{
"役職名":"ジュニア開発者",
"レイヤー":7,
"人数":11
}
]
}
}
|
詳細については、「JSON Provider」を参照してください。
- クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
- [OK]をクリックして変更を保存します。
データセットを追加する
- [データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「OrgDS」と入力します。
- [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
データセットクエリ |
Copy Code
|
$.data.人数s[*] |
- クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
- [OK]をクリックして変更を保存します。
チャートを作成する
チャートウィザードを使用して、チャートのデータ値を構成し、チャートをカスタマイズします。レポートがデータセットに接続している場合、チャートウィザードは自動的に表示されます。詳細については、「チャートウィザード」を参照してください。
- Chartコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。チャートウィザードが表示され、データセットとチャートの種類を選択できます。
- データセット名を「OrgDS」に設定し、[種類の設定]を「ピラミッド」に設定します。
- [次へ]をクリックします。
- [データ]では、新しい値を追加し、[フィールド]を「=[人数]」に設定します。
- [カテゴリ]では、[フィールド]を「=[役職名]」に設定し、[内訳]を「Stacked」に設定します。
- [次へ]をクリックして、グラフをプレビューします。
プレビュー画面では、チャートのパレットを変更したり、その他のカスタマイズを行うこともできます。または、以下で説明するように、ウィザードを終了してこれらのスマートパネルにアクセスできます。
カスタマイズを設定する
グラフがデータ値で構成されたので、スマートパネルを使用して、グラフ要素をカスタマイズします。
プロット
- プロットの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[プロット-Plot1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
-
[エンコード]ページに移動し、[詳細]タブで、式が「=[役職名]」に設定されていることを確認し、次のプロパティを設定します。
- 並べ替え > 対象フィールド:=[レイヤー]
- 並べ替え > 方向:Descending
- [外観]ページに移動して、透明度を「70%」に設定します。
- [OK]をクリックして、プロットの設定を完了します。
Y軸
- Y軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Y軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
- [タイトル]ページに移動し、[タイトル]フィールドからテキストを削除して、グラフのY軸のタイトルを非表示にします。
- [ラベル]ページに移動し、[ラベルを表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
- [軸線]ページに移動し、[軸を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
- [主グリッド線]ページに移動し、[グリッド線を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
- [OK]をクリックして、Y軸の設定を完了します。
X軸
- X軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[X軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
- [タイトル]ページに移動し、[タイトル]フィールドからテキストを削除して、グラフのX軸のタイトルを非表示にします。
- [ラベル]ページに移動し、[ラベルを表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
- [軸線]ページに移動し、[軸を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
- [OK]をクリックして、X軸の設定を完了します。
チャートパレット
- グラフの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Chart1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
- [パレット]ページで、ドロップダウンから「Flatly」に設定します。
- [OK]をクリックして、カスタムパレットの設定を完了します。
凡例-Color
- 凡例のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラーで[凡例-Color]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
- [レイアウト]ページに移動し、レイアウトを「Horizontal」に、位置を「Bottom」に設定します。
- [OK]をクリックして、グラフの凡例の設定を完了します。
ヘッダ
- グラフヘッダのスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[ヘッダ]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
- [全般]ページに移動し、[タイトル]を「組織構造」に設定します。
-
[フォント]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
- [OK]をクリックして、グラフヘッダの設定を完了します。
必要に応じて、グラフのサイズを変更することができます。
- チャートの構成とカスタマイズが完了したら、レポートをプレビューします。