レンジチャートは、各データポイントの安値と高値のペアを表示し、単一の値ではなく値の範囲を視覚化します。レンジチャートは、2つの値の間の範囲を強調します。
レンジ横棒チャートは、通常の横棒グラフのバリエーションです。レンジ横棒チャートは安値と高値の2つの値を一度に横軸に沿って表示し、横棒グラフは値を横軸に1つずつプロットされます。「レンジ横棒チャートの作成」チュートリアルでは、1年間の平均日中時間をプロットする方法を示します。
レンジ縦棒チャートは、通常の縦棒グラフのバリエーションです。レンジ縦棒チャートは安値と高値の2つの値を一度に縦軸に沿って表示し、縦棒グラフは値を横軸に1つずつプロットされます。「レンジ縦棒チャートの作成」チュートリアルでは、1年間の月平均気温の変化を示します。
レンジエリアチャートは、通常のエリアグラフのバリエーションです。レンジエリアチャートの塗りつぶされた領域は、最安値と最高値の間の範囲となり、エリアグラフの塗りつぶされた領域はデータ値によってプロットされた線分と横軸の間の範囲となります。「レンジエリアチャートの作成」チュートリアルでは、1年間の平均降水量をプロットする方法を示します。
レンジエリアチャートは、各データポイントの安値と高値の間の領域を塗りつぶします。
チャートのプロパティは、レポートエクスプローラから、Chart > プロットの順に選択し、プロパティパネルから設定できます。いくつかの重要なプロパティは、チャートのスマートパネルからも設定できます。詳細については、「チャートのスマートパネル」を参照してください。デザイン面のプロットを右クリックすると、プロパティパネルとスマートパネルの両方にアクセスできます。
列またはバーをクリックしたときに実行されるアクション。アクションには、URL、ブックマーク、またはドリルスルーレポートを使用できます。
各列またはバーのデータラベルを設定します。
列またはバーの境界線のスタイルを設定します。
プロット名を設定します。デフォルトでは、単一のプロットを含むチャートのプロット名は「Plot1」です。
ツールチップテンプレートを設定します。事前定義されたテンプレートのリストからツールチップを設定するか、式を入力します。
区分線のスタイルを設定します。BarLineStyle設定は、ShowBarLinesプロパティがTrueに設定されている場合に適用されます。
プロットがプロットエリア内でどのように拡張されるかを決定します。ClippingModeは次のように設定できます。
単一の列の幅または単一の横棒の高さを基準にした数値であり、列またはバーのプロットをそれぞれ右側または下側に移動します。
プロットの塗りつぶし色の不透明度をパーセント値で定義します。0%を設定すると完全に透明になり、100%を設定すると完全に不透明になります。
縦棒または横棒グラフのデータポイントにトレンドラインを重ね合わせるためのコレクションです。詳細については、「トレンドライン」を参照してください。
指定された条件に基づいてプロットの外観を制御します。条件の詳細については、「条件付き書式(ルール)」を参照してください。
異なるカテゴリ間で同じ詳細エンコーディングまたは同じカテゴリエンコーディング(詳細エンコーディングが空の場合)の列またはバー間の連結線を表示するかどうかを決定します。
プロットにNullまたは空の値を表示する方法を設定します。Gaps(デフォルト)、Connected、Zerosから選択できます。
複数のデータフィールドを1つのデータフィールドとして表示するかどうかを決定します。このプロパティを「True」に設定すると、複数のデータフィールドを表す場合、列またはバーは積み重ねられて表示されます。デフォルトでは、このプロパティは「False」に設定されています。
列またはバーの形状を変更するために指定する列の幅またはバーの高さに対するパーセンテージを指定します。
データ値を指定します。Valuesプロパティは項目のコレクションであり、各項目には次のプロパティが含まれています。
Type
SimpleまたはComplexから選択します。レンジ縦棒またはレンジ横棒の場合は、Simpleに設定します。
Subfields
TypeがComplexに設定されている場合に表示されます。データフィールド値のコレクションであり、安値に対応する開始フィールドと高値に対応する終了フィールドを受け取ります。各サブフィールドには独自のキャプションがあります。
Aggregate
データフィールドの集計関数です。集計関数は、すべてのデータ値フィールドを1つの値に評価します。Average、Count、Sumなどの関数から選択します。
Valuesエンコーディングで複数のデータ値を追加する場合、クラスター化されたプロットが作成されます。
個別のカテゴリが配置されるプロットの軸を形成します。Categoryエンコーディングには、次のプロパティが含まれています。
Values
カテゴリとなる値(コレクション)を設定します。フィールドの設定が可能です。
SortingField
カテゴリが表示される順序を定義します。デフォルトではValuesフィールドを使用するが、別のフィールドを指定してカテゴリを並べ替えることもできます。
SortDirection
カテゴリの表示順序を決定します。
SortingAggregate
カテゴリの並べ替えに使用する集計を指定します。
データ値をサブカテゴリに分類し、追加のグループを生成します。Detailsプロパティは、これらのサブカテゴリを定義する項目のコレクションです。各項目には、いくつかのプロパティが含まれています。
CategoryエンコーディングまたはDetailsエンコーディングに対して凡例の設定を行います。次のプロパティが含まれます。
Action
レポートアイテムをクリックしたときに実行されるアクション。
Aggregate
集計関数を設定します。
ShowValuesName
Trueに設定すると、DetailsエンコーディングまたはColorエンコーディングで指定された値に基づいて凡例が表示されます。
Values
凡例となる値(コレクション)を設定します。レンジ縦棒とレンジ横棒プロットの場合はコレクションの先頭項目のみが有効となります。
詳細エンコーディングが空の場合、レンジ縦棒またはとレンジ横棒プロットはカテゴリエンコーディングによって生成されたカテゴリの個別のカラーエンコーディング結果を計算し、それらを対応する縦棒またはと横棒の背景色に変換して、一致した値を凡例に表示します。
それ以外の場合、レンジ縦棒またはとレンジ横棒プロットは、詳細エンコーディングによって生成されたサブカテゴリの個別のカラーエンコーディング結果を計算し、それらを対応する縦棒またはと横棒のサブセクションの背景色に変換して、一致した値を凡例に表示します。両方の場合は、プロットはパレットから色を取得します。
ほとんどの場合、データ値の分割を視覚化するためにDetailsエンコーディングとColorエンコーディングの両方に同じ構成を使用します。
チャートのデータラベルとツールチップにデータセットフィールドの値を表示し、チャートに追加情報を表示します。2つのTextエンコーディングを追加すると、デフォルトで区切り文字「;」で表示されます。Textエンコーディングには、次のプロパティが含まれます。
Aggregate
集計関数を設定します。
Target
このテキストをラベルに表示するかツールチップに表示するかを指定します。ラベルの形式は、チャートの[Labels] > [Template]プロパティまたはTooltip Templateプロパティで制御されます。
Templateプロパティは、事前定義された値と追加されたテキストエンコーディングフィールドの両方を使用できます。次に例を示します。
Count:{Text0}
Sum:{valueField.value}
Template Key
チャートの[Labels] > [Template]プロパティまたはTooltip Templateプロパティ内のテキストエンコーディング値にアクセスするために使用するキーです。
Value
テキストボックスに値が表示されるフィールド、定数、または式。
チャートのプロパティは、レポートエクスプローラから、Chart > プロットの順に選択し、プロパティパネルから設定できます。いくつかの重要なプロパティは、チャートのスマートパネルからも設定できます。詳細については、「チャートのスマートパネル」を参照してください。デザイン面のプロットを右クリックすると、プロパティパネルとスマートパネルの両方にアクセスできます。
レンジエリアプロットをクリックしたときに実行されるアクション。アクションには、URL、ブックマーク、またはドリルスルーレポートを使用できます。
各レンジエリアチャートのデータラベルを設定します。
レンジエリアプロットの境界線のスタイルを設定します。
プロット名を設定します。デフォルトでは、単一のプロットを含むチャートのプロット名は「Plot1」です。
ツールチップテンプレートを設定します。事前定義されたテンプレートのリストからツールチップを設定するか、式を入力します。
プロットがプロットエリア内でどのように拡張されるかを決定します。ClippingModeは次のように設定できます。
データポイントを接続する線の描画方法を設定します。
プロットの塗りつぶし色の不透明度をパーセント値で定義します。0%を設定すると完全に透明になり、100%を設定すると完全に不透明になります。
縦棒または横棒グラフのデータポイントにトレンドラインを重ね合わせるためのコレクションです。詳細については、「トレンドライン」を参照してください。
指定された条件に基づいてプロットの外観を制御します。条件の詳細については、「条件付き書式(ルール)」を参照してください。
プロットにNullまたは空の値を表示する方法を設定します。Gaps(デフォルト)、Connected、Zerosから選択できます。
複数のデータフィールドを1つのデータフィールドとして表示するかどうかを決定します。デフォルトでは、このプロパティは「False」に設定されています。
エリアプロットのCategoryエンコーディングは、データポイント間を結んだラインをもとにエリアを作成します。Categoryエンコーディングには、次のプロパティが含まれています。
Values
カテゴリとなる値(コレクション)を設定します。フィールドの設定が可能です。
SortingField
カテゴリが表示される順序を定義します。デフォルトではValuesフィールドを使用するが、別のフィールドを指定してカテゴリを並べ替えることもできます。
SortDirection
カテゴリの表示順序を決定します。
SortingAggregate
カテゴリの並べ替えに使用する集計を指定します。
CategoryエンコーディングまたはDetailsエンコーディングに対して凡例の設定を行います。次のプロパティが含まれます。
Action
レポートアイテムをクリックしたときに実行されるアクション。
Aggregate
集計関数を設定します。
ShowValuesName
Trueに設定すると、DetailsエンコーディングまたはColorエンコーディングで指定された値に基づいて凡例が表示されます。
Values
凡例となる値(コレクション)を設定します。エリアプロットの場合はコレクションの先頭項目のみが有効となります。
データ値をサブカテゴリに分類し、追加のグループを生成します。Detailsプロパティは、これらのサブカテゴリを定義する項目のコレクションです。各項目には、いくつかのプロパティが含まれています。
データ値を指定します。Valuesプロパティは項目のコレクションであり、各項目には次のプロパティが含まれています。
Type
SimpleまたはComplexから選択します。レンジエリアグラフの場合は、Complexに設定します。
Subfields
データフィールド値(コレクション)を設定します。レンジエリアプロットの場合はコレクションの先頭項目のみが有効となります。
Aggregate
データフィールドの集計関数です。集計関数は、すべてのデータ値フィールドを1つの値に評価します。Average、Count、Sumなどの関数から選択します。
チャートのデータラベルとツールチップにデータセットフィールドの値を表示し、チャートに追加情報を表示します。2つのTextエンコーディングを追加すると、デフォルトで区切り文字「;」で表示されます。Textエンコーディングには、次のプロパティが含まれます。
Aggregate
集計関数を設定します。
Target
このテキストをラベルに表示するかツールチップに表示するかを指定します。ラベルの形式は、チャートの[Labels] > [Template]プロパティまたはTooltip Templateプロパティで制御されます。
Templateプロパティは、事前定義された値と追加されたテキストエンコーディングフィールドの両方を使用できます。
Template Key
チャートの[Labels] > [Template]プロパティまたはTooltip Templateプロパティ内のテキストエンコーディング値にアクセスするために使用するキーです。
Value
テキストボックスに値が表示されるフィールド、定数、または式。