以下のトピックでは、ページレポートをCSVデータソースに接続する方法を紹介します。
メモ:
- このトピックでは、Products_header_tab.csvサンプルデータベースを使用しています。使用にはProducts_header_tab.csvファイル(..\ActiveReportsNET18\Data)へのアクセス権限が必要です。
- このトピックではページレポートを使用していますが、RDLレポートを使用した場合も同様の手順で作成することが可能です。
以下の手順を完了すると、次のようなレポートが作成されます。
デザイン時のレイアウト
実行時のレイアウト
Visual StudioプロジェクトにActiveReportsを追加する
- Visual Studioで新しいプロジェクトを開きます([ファイル]メニューから[新規作成]、[プロジェクト]を選択)。
- [新しいプロジェクト]ダイアログが表示されます。[ActiveReports 18.0J ページレポート アプリケーション]を選択し、ファイル名を「rptProductsStock」に変更します。
-
[OK]ボタンをクリックすると、ActiveReports 18.0J ページレポートアプリケーションが新規作成されます。デフォルトでページレポートがプロジェクトに追加されています。
レポートレイアウトの追加については、「クイックスタート」を参照してください。
レポートをCSVデータソースに接続する
- [レポートエクスプローラ]で、[データソース]ノードを右クリックして[データソースを追加する]を選択するか、[追加](+)ボタンをクリックして[データソース]を選択します。
- 表示される[レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、データソースの名前を入力します(デフォルトでは「DataSource1」)。この名前は[データソース]ノードの子ノードとして[レポートエクスプローラ]に表示されます。
- [種類]フィールドで、「CSV Provider」を選択します。
- [接続文字列]タブで、[接続文字列]の横にある[作成]ボタンをクリックして、[CSVデータソースの設定]ウィザードを開きます。
- ファイルのパスを指定するために、[開く]ボタンをクリックして、<User folder>\ActiveReportsNET18\Samples\Samples\Dataへと移動し、Products_header_tab.csvファイルを選択します。
- [エンコーディング]フィールドで、ドロップダウンから「日本語(シフト JIS)」を選択します。
- [ファイル形式]フィールドで、ドロップダウンから「区切られたデータ」を選択します。
- [区切り文字列]フィールドで、ドロップダウンから「タブ」を選択します。詳細については、「CSV Provider」内の「接続文字列」の項を参照してください。
- [OK]ボタンをクリックして変更を保存し、ウィザードを閉じます。[接続文字列]タブに次のような接続文字列が表示されています。
Path=\\[User folder]\\Samples\\Data\\Products_header_tab.csv;Encoding=shift_jis;Locale=ja-JP;TextQualifier=";ColumnsSeparator= ;RowsSeparator=\r\n;HasHeaders=True
[データソースを確認]アイコンをクリックすると、接続文字列を検証することができます。
- [OK]ボタンをクリックして[レポートデータソース]ダイアログを閉じます。
注意: CSVデータソースのデータセットは自動的に追加されます。データセットのデフォルトの名前は選択されたCSVファイルの名前です。
レポートにコントロールを追加する
- ツールボックスからTableデータ領域をドラッグし、レポートのデザイナ面にドロップします。
- Table領域の最終列を選択し、右クリックして[右に列を挿入]オプションを選択して4つ目の列を追加します。
- このTableデータ領域を選択してから、[プロパティ]ウィンドウへ移動し、このTableデータ領域の各プロパティを次のように設定します。
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
0.375in, 0.5in |
DataSetName |
Products_header_tab |
Size |
5.5in, 0.75in |
FixedSize |
5.5in, 2in |
-
[レポートエクスプローラ]から各フィールドをドラッグし、このTableデータ領域の詳細行にドロップします。
フィールド名 |
TextBox |
ProductName |
TextBox4 |
QuantityPerUnit |
TextBox5 |
UnitPrice |
TextBox6 |
UnitsInStock |
TextBox11 |
- このTableデータ領域のヘッダ行を選択し、FontWeightプロパティを「Bold」に設定します。さらに、ヘッダ行の各タイトルを次のように変更します。
フィールド名 |
プロパティの値 |
ProductName |
製品名 |
QuantityPerUnit |
1製品あたりの内容量 |
UnitPrice |
単価 |
UnitsInStock |
在庫数量 |
- ツールボックスからTextBoxコントロールをドラッグし、レポートのデザイナ面にドロップします。[プロパティ]ウィンドウへ移動して、このTextBoxコントロールの各プロパティを次のように設定します。
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
2.5in, 0in |
Size |
1.375in, 0.25in |
Value |
在庫商品 |
FontSize |
12pt |
FontWeight |
Bold |
- TextBox1、TextBox2、TextBox3、TextBox4、TextBox5、TextBox6、TextBox10、TextBox11、TextBox13を全選択し、[プロパティ]ウィンドウへ移動してFontFamilyプロパティを「MS ゴシック」に設定します。
レポートを表示する
- デザイン時にレポートを表示するには、[プレビュー]タブをクリックします。
または
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