このトピックでは、ページレポートまたはRDLレポートをCSVデータソースに接続する方法について説明します。CSVデータソースに接続するには、[新規レポート]ダイアログ(新しいレポートを作成する場合)または[レポートデータソース]ダイアログ(レポートエクスプローラの場合)を使用できます。
[新規レポート]ダイアログを使用してCSVデータ ソースに接続する
- デザイナアプリにて、[新規作成]をクリックします。
- [新規レポート]ダイアログでは、[RDLレポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [新規RDLレポート] > [データソース種類の選択]では、[CSV]を選択し、[次へ]をクリックします。
- CSVファイルのパスを指定するには、[開く]ボタンをクリックし、目的のファイル(たとえば、C:\Data\MyOrders.csv)に移動します。
- パラメータを指定するには、[開く]ボタンの右側にある[パラメータ]をクリックして、[パラメータ]ダイアログを開きます。[追加]ボタンをクリックして新しいパラメータを追加するか、既存のパラメータを選択して、以下のプロパティを指定します。
- 名前:パラメータの名前を指定します。
- 型:ドロップダウンリストから値の型を選択します。(デフォルト値はString)
- テスト値:接続プロパティの実行時の値を指定します。
- 入力ソース:非表示でないパラメータの場合は[対話]を選択し、非表示パラメータの場合は[プログラム]を選択します。
- [種類]では、[可変長]または[固定長]を選択します。
- [次へ]をクリックし、[CSVデータフィールドの設定]に移動します。[フィールド]では、CSVファイル内に存在するフィールド名と対応するデータ型が表示されます。フィールドの名前とそのデータ型(String、Boolean、DateTime、Integer、Float、Decimal、Double、Long)を変更できます。[プレビュー]では、[フィールド」セクションで行われた変更を確認できます。
- [次へ]をクリックします。レポートウィザードの最後の画面で、レポートの概要を確認し、[作成]をクリックすると、CSVデータソースを含むレポートが正常に追加されます。
[レポートデータソース]ダイアログを使用してCSVデータソースに接続する
- [レポートエクスプローラ]で、[データソース]ノードを右クリックして[データソースを追加する]を選択するか、[追加](+)ボタンをクリックして[データソース]を選択します。
- 表示される[レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、データソースの名前を入力します(デフォルトでは「DataSource1」)。この名前は[データソース]ノードの子ノードとして[レポートエクスプローラ]に表示されます。
- [種類]フィールドで、「CSV Provider」を選択します。
- [接続文字列]タブで、[接続文字列]の横にある[作成]ボタンをクリックして、[CSVデータソースの設定]ウィザードを開きます。
- ファイルのパスを指定するために、[開く]ボタンをクリックして、[ユーザーフォルダ]\Samples\Dataへと移動し、MyOrders.csvファイルを選択します。
- [区切り文字列]フィールドで、ドロップダウンから「カンマ」を選択します。
- [プレビューから取得]ボタンをクリックして、[列]領域に列名(またはフィールド)とそれに対応するデータ型(デフォルトではString)を入力します。フィールドの名前とそのデータ型(String、Boolean、DateTime、Integer、Float、Decimal、Double、Long)を変更できます。[プレビュー]では、[フィールド」セクションで行われた変更を確認できます。
詳細については、「CSVデータソースの設定プロパティ」を参照してください。
-
[OK]ボタンをクリックして変更を保存し、ウィザードを閉じます。
[接続文字列]タブには、次のように生成された接続文字列が表示されます。
Path=C:\\Samples\\Data\\MyOrders.csv;Encoding=shift_jis;Locale=ja-JP;TextQualifier=";ColumnsSeparator=,;RowsSeparator=\r\n;Columns=ID,Product,Customer,OrderNumber,Stock,Total,UnitPrice,City,ProductLine,Discount;HasHeaders=True
[データソースを確認]アイコンをクリックすると、接続文字列を検証することができます。
- [OK]ボタンをクリックして[レポートデータソース]ダイアログを閉じます。これで、レポートがCSVデータソースに正常に接続されました。
CSV Providerは、[CSVデータソースの設定]ウィザードで次の構成設定を提供します。CSV接続文字列は、[CSVデータソースの設定]ウィザードで選択した構成設定をもとに生成されます。
構成設定 |
説明 |
例 |
パス |
CSVファイルへのパス(ローカルパス、相対パス)、またはCSVデータソースのURL |
C:\MyOrders.csv |
エンコーディング |
CSVファイルのエンコーディングを指定します。 |
日本語 (シフト JIS) |
ロケール |
ロケールを指定します。 |
日本語 (日本) |
ファイル形式 |
CSVファイルのファイル形式です。「固定長のデータ」、「区切られたデータ」のいずれかを選択します。 |
区切られたデータ |
テキスト修飾子 |
テキストの始点と終点を指定するための修飾子です。「'」(シングルクォーテーション)、「"」(ダブルクォーテーション)のいずれかを選択します。 |
" |
区切り文字 |
列を区切るためのシンボルです。カンマ、セミコロン、タブ、スペースのいずれかを選択します。 |
カンマ |
重ねて表記でエスケープ(区切り文字) |
区切り文字を連続して表記した場合に、1つの文字として扱うかどうかを決定します。 |
チェックボックスをOFF |
開始行 |
データ取得の開始位置を指定します。 |
0 |
先頭行をヘッダとする |
CSVファイルの先頭行をヘッダとして使用するかどうかを決定します。 |
チェックボックスをON |
改行コード |
改行書式の記号です。CRLF(キャリッジリターンとラインフィード)、CR(キャリッジリターン)、LF(ラインフィード)から選択可能です。 |
CRLF |
重ねて表記でエスケープ(改行コード) |
改行コードを連続して表記した場合に、1つの文字として扱うかどうかを決定します。 |
チェックボックスをOFF |
プレビューから取得 |
CSVファイルのプレビュー情報から列名とデータ型(デフォルトでは文字列)を設定します。列名をカスタマイズして、各列のデータ型を指定できます。サポートされているデータ型は次のとおりです。
- String:文字列を格納します。
- Boolean:trueまたはfalseの値を格納します。
- DateTime:日付と時刻の両方の値を格納します。
- Integer: -2,147,483,648から2,147,483,647の範囲の整数値を格納します。
- Float:単精度で10進数を格納します。
- Decimal:固定の精度とスケールで正確な数値を格納します。
- Double:2倍精度で10進数を格納します。
- Long: -9,223,372,036,854,775,808から9,223,372,036,854,775,807の範囲の整数値を格納します。
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ClaimAmt(Float), SvcDate(DateTime) |
注意: [ファイル形式]が「固定長のデータ」の場合、[テキスト修飾子]、[区切り文字]、[改行コード]、[重ねて表記でエスケープ](区切り文字)、[重ねて表記でエスケープ](改行コード)の各オプションは使用することができません。
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