以下のウォークスルーは、NwindデータベースのCategoriesテーブルとProductsテーブルを使用して内部結合を実装する方法を示します。また、クエリデザイナでパラメータを使用する方法や、データの並べ替え方法についても説明します。
このウォークスルーは以下の手順に分かれています。
- Visual StudioプロジェクトにActiveReportを追加する
- クエリデザイナにアクセスする
- クエリを作成する
- クエリを保存する
- レポートを表示する
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メモ:
- このウォークスルーではNWINDデータベース(..ActiveReportsNET9\Data\NWind.mdb)のProductsおよびCategoriesテーブルを使用します。
- このウォークスルーではページレポートを使用しますが、RDLレポートまたはセクションレポートでクエリを生成する場合でも手順は同じです。RDLレポートおよびセクションレポートでクエリデザイナにアクセスする方法については、「クエリデザイナへのアクセス」を参照してください。
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Visual StudioプロジェクトにActiveReportを追加する
- 新しいVisual Studioプロジェクトを作成します。
- [プロジェクト]メニューから[新しい項目の追加]を選択します。
- [新しい項目の追加]ダイアログが表示されたら、[ActiveReports 9.0J ページレポート(XML)]を選択し、[名前]フィールドでファイル名を「VisualQueryDesigner」に変更します。
- [追加]ボタンをクリックし、新しいページレポートをデザイナで開きます。
各種レポートレイアウトの追加の詳細については、「
プロジェクトにレポートを追加する」を参照してください。
クエリデザイナにアクセスする
- ページレポートをデータソースに接続します。ページレポートでのデータソースへの接続方法については、「データソースへの接続」を参照してください。
- データソースノード(デフォルトではDataSource1)を右クリックして[データセットの追加]オプションを選択するか、[レポートエクスプローラ]のツールバーにある[追加](+)ボタンから[データセット]を選択して、データセットをレポートに追加します。
- [データセット]ダイアログ が表示されたら、[クエリ]ページを選択し、[クエリデザイナで編集する]ボタンをクリックします。
これでクエリデザイナが開きます。
クエリを作成する
クエリデザイナには、複数のテーブルの参照、リレーションシップの設定、データの並べ替え、クエリへのパラメータの追加などを行うためのインタフェースがあります。
クエリデザイナで次のようなクエリを作成するには、以下の手順を行います。
クエリのSQL文
SQLクエリ |
コードのコピー
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select Products.ProductName, Products.UnitPrice, Categories.CategoryName
from Products inner join Categories on Products.CategoryID = Categories.CategoryID
where Categories.CategoryName = ?
order by Products.UnitPrice desc
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クエリデザイナでクエリを作成する手順
- [データベースビュー]からProductsテーブルのProductNameとUnitPriceの各フィールドをドラッグして[選択したフィールド]パネルにドロップします。
- [データベースビュー]からCategoriesテーブルのCategoryNameフィールドをドラッグして[選択したフィールド]パネルにドロップします。
- 手順2でフィールドを追加すると、[テーブルのリレーション]ダイアログが自動的に画面に表示されます。
- [テーブルのリレーション]ダイアログで、ProductsテーブルとCategoriesテーブルを結合するために[内部結合]を選択します。[内部結合]タブはデフォルトで選択されています。
結合の種類については、「テーブルとリレーション」を参照してください。
- [テーブルのリレーション]ダイアログで[OK]をクリックして、テーブル間のリレーションシップを保存します。
テーブル間のリレーションシップを設定した後は、[クエリツール]セクションの下の[テーブルとリレーションシップ]パネルにある[リレーション]ボタンから[テーブルのリレーション]ダイアログにアクセスできます。
- [選択したフィールド]パネルのCategoryNameフィールドで[抽出条件]オプションを選択し、値を"= @CategoryName"に設定します。これでCategoryNameフィールドのパラメータが作成されます。
- [選択したフィールド]パネルのUnitPriceフィールドで、[ソート]オプションを「降順」に設定します。これで、UnitPriceのデータが降順に並べ替えられます。
- クエリデザイナのツールバーで、[実行]ボタンをクリックします。[パラメータ]ダイアログが画面に表示されます。
- ダイアログボックスでパラメータ値として「加工食品」と入力して、[OK]をクリックします。
以下のような結果データが[結果]パネルに表示されます。
クエリを保存する
- クエリデザイナでクエリを作成した後、クエリデザイナの[クエリツール]セクションにあるツールバーに移動します。
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ボタンをクリックします。作成したクエリが、[データセット]ダイアログの[クエリ]ページにある[クエリ]フィールドに表示されます。
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メモ: [保存]ボタンをクリックすると、作成したクエリが自動的に検証されます。 |
レポートを表示する
- Tableなどのデータ領域をデザイナ面に配置し、そこにフィールドを追加します。テーブルにフィールドを追加する方法については、Tableデータ領域ページの「データを追加する」を参照してください。
- [プレビュー]タブをクリックすると、サイドバーに[パラメータ]パネルが表示された状態でレポートが開きます。
または
ビューワでレポートを開くと、サイドバーに[パラメータ]パネルが表示された状態でレポートが開きます。 詳細については、「Windowsフォーム用のビューワの使用」を参照してください。