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Windowsアプリケーションでレポートのプレビュー表示に使用する、Viewerコントロールについて説明します。このViewerコントロールは、サムネイル、検索結果、ドキュメントマップとパラメータを含むサイドバーとツールバーを備えています。
ビューワのツールバー
ツールバー上の機能について説明します。
ツールバーのボタン | 名前 | 解説 | ||
---|---|---|---|---|
サイドバー | サムネイル、パラメータ、ドキュメントマップと検索結果のペインを含むサイドバーを表示します。 | |||
印刷 | レポートの印刷を行う印刷ダイアログを表示します。 | |||
コピー | 選択モードで選択したテキストをクリップボードにコピーします。 | |||
検索 | レポート内のテキストを検索する検索ダイアログを表示します。 | |||
縮小 | レポートを縮小表示します。 | |||
拡大 | レポートを拡大表示します。 | |||
ズーム | レポートの表示倍率を設定します。 | |||
ページ幅 | ビューワの幅に合わせてレポートの表示倍率を自動的に調整します。 | |||
ページ全体 | ページ全体が表示されるよう、レポートの表示倍率を自動的に調整します。 | |||
単一ページ | 1ページずつ表示します。 | |||
連続ページ | 連続した形式(スクロール可能な形式)で表示します。 | |||
複数ページ | 指定したページの数だけまとめて表示します。 | |||
先頭ページ | 先頭ページを表示します。 | |||
前ページ | 前のページを表示します。 | |||
現在のページ |
現在表示しているページの番号です。ページ番号を入力して、[Enter]キーを押すと、任意のページを表示します。 |
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次ページ |
次のページを表示します。 |
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最終ページ | 最終ページ表示します。 | |||
戻る | 前に表示していたページへ戻ります。ブラウザの[戻る]ボタンと同じ機能です。 | |||
進む | [戻る]ボタンをクリックして戻った場合に、その前に表示していたページへ進みます。ブラウザの[進む]ボタンと同じ機能です。 | |||
親レポートに戻る | ドリルスルーレポートの親レポートに戻ります。 | |||
更新 |
レポートの表示を更新します。
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パンモード | 手のひらツールで画面上にナビゲートできます。 | |||
選択モード | レポート内のコンテンツを選択できます。[コピー]アイコン(以下に画像と解説を参照)をクリックして、選択したコンテンツをクリップボードにコピーできます。 | |||
スナップショット |
レポート上のコンテンツを画像としてクリップボードにコピーします。 |
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キャンセル | レポートのレンダリングをキャンセルします。 | |||
タッチモード |
ビューワのタッチモードを選択できます。
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ゲラモード: |
RDLレポートで自動で追加される改ページを削除し、データを単一ページで表示するビューワのモードです。 |
ビューワのサイドバー
[サムネイル]ペイン
ツールバーでの[サイドバー]ボタンをクリックすると、デフォルトでサムネイルのペインが表示されます。
このペインでは、レポート内の各ページのサムネイルが表示されます。サムネイルをクリックすることで、
レポートの対象のページが表示されます。(+)と(-)ボタンをクリックして、サムネイルのサイズを展開および縮小できます。
[検索結果]ペイン
[サイドバー]ボタンをクリックすると、デフォルトでサムネイルに加えて検索のペインもサイドバーに表示されます。このペインで、言葉または文章を入力して、レポート内に検索できます。
レポートの検索操作:
[クリア]ボタンをクリックして、検索結果を削除できます。
[ドキュメントマップ]ペイン
[ドキュメントマップ]ペインは、Labelプロパティまたはドキュメントマップのラベルが設定されている場合、有効になります。このペインでは、ラベルするテキストボックス、グループ、サブレポートの値が表示されます。クリックすると、レポート内の対応する位置に移動します。
レポートに対して、Labelプロパティまたはドキュメントマップのラベルが設定されていない場合、[ドキュメントマップ]ペインはサイドバーに表示されません。
[パラメータ]ペイン
以下のコードは、ビューワでレポート出力を表示する方法を説明します。
Visual Basic
ページレポートまたはRDLレポートをビューワコントロール上に表示するには、次のコードを使用します。コードを実行するために、プロジェクトのBin\Debugフォルダ内にPageReport.rdlxが必要となります。
VisualBasic(Form_Loadイベント内に貼り付けます) |
コードのコピー
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---|---|
Dim file_name As String = "PageReport.rdlx" Dim pageReport As New GrapeCity.ActiveReports.PageReport(New System.IO.FileInfo(file_name)) Dim pageDocument As New GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(pageReport) Viewer1.LoadDocument(pageDocument) |
セクションレポート(コードベース)をビューワコントロール上に表示するには、次のコードを使用します。コードを実行するために、プロジェクトのBin\Debugフォルダ内にセクションレポート(コードベース)が必要です。
Visual Basic(Form_Loadイベント内に貼り付けます)YourReportNameを実際のレポート名に切り替えください。 |
コードのコピー
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---|---|
Dim sectionReport As New YourReportName() Viewer1.LoadDocument(sectionReport) |
セクションレポート(xmlベース)をビューワコントロール上に表示するには、次のコードを使用します。コードを実行するために、プロジェクトのBin\Debugフォルダ内にreport.rpxが必要です。
Visual Basic(Form_Loadイベント内に貼り付けます) |
コードのコピー
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Dim sectionReport As New GrapeCity.ActiveReports.SectionReport() Dim xtr As New System.Xml.XmlTextReader("report.rpx") sectionReport.LoadLayout(xtr) xtr.Close() Viewer1.LoadDocument(sectionReport) |
C#
ページレポートまたはRDLレポートをビューワコントロール上に表示するには、次のコードを使用します。コードを実行するために、プロジェクトのBin\Debugフォルダ内にPageReport.rdlxは必要です。
C#(Form_Loadイベント内に貼り付けます) |
コードのコピー
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string file_name = "PageReport.rdlx"; GrapeCity.ActiveReports.PageReport pageReport = new GrapeCity.ActiveReports.PageReport(new System.IO.FileInfo(file_name)); GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument pageDocument = new GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(pageReport); viewer1.LoadDocument(pageDocument); |
セクションレポート(コードベース)をビューワコントロール上に表示するには、次のコードを使用します。コードを実行するために、プロジェクトのBin\Debugフォルダ内にセクションレポート(コードベース)が必要です。
C#(Form_Loadイベント内に貼り付けます) YourReportNameを実際のレポート名に取り替えてください。 |
コードのコピー
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YourReportName sectionReport = new YourReportName(); viewer1.LoadDocument(sectionReport); |
セクションレポート(xmlベース)をビューワコントロール上に表示するには、次のコードを使用します。コードを実行するために、プロジェクトのBin\Debugフォルダ内にreport.rpxが必要です。
C#(Form_Loadイベント内に貼り付けます) |
コードのコピー
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---|---|
GrapeCity.ActiveReports.SectionReport sectionReport = new GrapeCity.ActiveReports.SectionReport(); System.Xml.XmlTextReader xtr = new System.Xml.XmlTextReader("report.rpx"); sectionReport.LoadLayout(xtr); xtr.Close(); viewer1.LoadDocument(sectionReport); |
以下、ビューワのその他の機能について説明します。
印刷の詳細設定
印刷の詳細設定オプションでは、ビューワの[ページの設定]ダイアログを使用して、レポートページのレイアウトとウォーターマークの設定が可能です。このダイアログで、各印刷の設定を適用してレポートをプレビュー表示できます。
Windowsフォーム用のビューワのPrintingSettingsプロパティを設定することで、印刷時にダイアログを表示せずに直接印刷を行ったり、ビューワのツールバーの[印刷]ボタンをクリックしたときに表示される印刷ダイアログを、ActiveReports固有のものから.NET Framework標準の印刷ダイアログ(System.Windows.Forms.PrintDialog)に切り替えたりすることが可能です。このプロパティは、デザイナ上でViewerコントロールの[プロパティ]ウインドウから設定することが可能です。
PrintingSettingsプロパティでは、以下のオプションが使用可能です。
PrintingSettingsのオプション | 解説 |
---|---|
ShowPrintDialog |
ドキュメントの内容をプリンタに送信する前に、ユーザーがプリンタオプションを設定できる、印刷ダイアログを表示します。 |
ShowPrintProgressDialog | ユーザーが印刷ジョブを停止できる進行状況ダイアログを表示します。 |
UsePrintingThread | 印刷が個別のスレッドにおいて行われるかどうかを指定します。 |
UseStandardDialog | ドキュメント(セクションまたはページ)の印刷時に、.NET Framework標準の印刷設定ダイアログ(System.Windows.Forms.PrintDialog)を使用するかどうかを指定します。 |
注釈のドロップダウン
ビューワ上にあるレポートでは、注釈を使用して、注記、特記事項または、画像を直接追加できます。
ViewerコントロールAnnotationDropDownVisibleプロパティをtrueに設定することで、注釈のドロップダウンをツールバーに表示できます。
注釈の名前 | 内容 |
---|---|
AnnotationText | テキストを入力できる矩形ボックスを表示します。 |
AnnotationCircle | テキスト機能を持たない円を表示します。楕円形に変更できます。 |
AnnotationRectangle | テキスト機能を持たない矩形ボックスを表示します。 |
AnnotationArrow | テキストを入力できる 2D 矢印を表示します。矢印方向を変更できます。 |
AnnotationBalloon | テキストを入力できる吹き出しキャプションを表示します。吹き出しの尾部の方向にも設定できます。 |
AnnotationLine | テキストを上下に表示できる線を表示します。線の一端や両端に矢印・キャップなどを追加したり、線のスタイルを変更したりできます。 |
AnnotationImage | 背景の画像とテキスト付きの矩形を表示します。画像とその位置を選択して、画像上にテキストを追加できます。 |
ショートカットキー
ビューワでは、以下のショートカットキーが使用可能です。
キーシーケンス | 動作 |
---|---|
Ctrl + F | 検索ダイアログを表示します。 |
Ctrl + P | 印刷ダイアログを表示します。 |
Esc | 検索または印刷ダイアログを閉じます。 |
Page Down | 次のページへ移動します。 |
Page Up | 前のページへ移動します。 |
Ctrl + T | しおりを表示します。 |
Ctrl + Home | 先頭ページへ移動します。 |
Ctrl + End | 最終ページへ移動します。 |
Ctrl + Right | ツールバーの[進む]と同じ動作をします。 |
Ctrl + Left | ツールバーの[戻る]と同じ動作をします。 |
Ctrl + - | 縮小します。 |
Ctrl + + | 拡大します。 |
Left, Right, Up, Down | ページ表示領域を指定された方向に移動します。 |
Ctrl + 0 (zero) | ズーム倍率を100%に設定します。 |
Ctrl + マウスホイール | レポートを拡大/縮小します。 |
Ctrl + M | 連続ページを表示します。 |
Ctrl + S | 単一のページを表示します。 |
F5 | レポートを更新します。 |
Ctrl + I | 複数のページを表示します。 |
Ctrl + G | フォーカスを[現在のページ]へ移動し、ページ番号を選択します。 |
Home | 現在のページの先頭に移動します。 |
End | 現在のページの末尾に移動します。 |
[サムネイル]ペインのショットカットキー
ビューワでは[サムネイル]ペインを使用する時、以下のショートカットキーが使用可能です。
キーシーケンス | 動作 |
---|---|
上矢印 | 前のページに移動します。 |
下矢印 | 次のページに移動します。 |
右矢印 | 右のページに移動します。(右側にサムネイルがない場合は、次のページに移動します。) |
左矢印 | 左のページに移動します。(左側にサムネイルがない場合は、前のページに移動します。) |
Page Down | サムネイルの次の表示域へスクロールします。(ページは移動しません。) |
Page Up | サムネイルの前の表示域へスクロールします。(ページは移動しません。) |
Home | ページの先頭に移動します。 |
End | ページの末尾に移動します。 |
ActiveReportsはWindowsビューワにタッチサポートを組み込みます。この機能を利用すると、シンプルなタッチジェスチャを使用してビューワを柔軟に操作できます。これにより、ActiveReportsをWindowsのタッチ対応デバイスにインストールして、どこにいてもレポートを表示できるようになります。
タッチモードに切り替えるには、ビューワツールバーの[タッチモード]ボタンをクリックするだけです。
メモ: タッチモードでも、引き続きマウスを使用してActiveReportsを操作できます。 |
タッチモードのツールバー
次の表に、ビューワのツールバーから使用できる操作の一覧を示します。
アイコン | 機能 | 詳細 | ||
---|---|---|---|---|
サイドバー | [サムネイル]、[パラメータ]、[ドキュメントマップ]、[検索]の各ペインを含むサイドバーを表示します。 | |||
印刷 | 印刷オプションを指定できる印刷ダイアログを表示します。 | |||
ゲラモード: |
RDLレポートで自動で追加される改ページを削除し、データを単一ページで表示するビューワのモードです。 |
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コピー |
選択モードで選択したテキストをクリップボードにコピーします。
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検索 | レポートのテキストを検索する検索ダイアログを表示します。 | |||
ズーム | 現在のズーム率を表示します。ズーム率の編集もできます。 | |||
単一ページ | ビューワにレポートを1ページずつ表示します。 | |||
連続ページ | すべてのプレビューページを縦に続けて表示します。 | |||
複数ページ | ビューワで一度にプレビューするページ数を選択するオプションを提供します。 | |||
前ページ | 現在のページの前のページに移動します。このボタンは、1ページ目以外のページが開いているときに有効になります。 | |||
現在のページ | レポートの特定のページを開きます。特定のページを表示するには、ページ番号を入力して[Enter]キーを押します。 | |||
次ページ | 現在のページの次のページに移動します。このボタンは、レポートの最後のページに達すると無効になります。 | |||
親レポートに戻る | ドリルスルーレポートから親レポートに戻ります。 | |||
更新 |
ビューワを更新します。
|
|||
キャンセル | レポートのレンダリングをキャンセルします。 | |||
タッチモード | ビューワのタッチモードを選択できます。 |
コンテキストメニュー
コンテキストメニューを表示するには、プレビュー領域でタップ アンド ホールドする必要があります。
アイコン | 機能 | ジェスチャ | 詳細 |
---|---|---|---|
パンモード | タップ | 手のひらツールを使用してレポートの表示部分を移動できます。レポートを移動したい方向に手のひらツールをドラッグします。 | |
選択モード | タップ | レポートの内容を選択できます。[コピー]アイコン(上記の画像と説明を参照)をクリックすると、選択した内容がクリップボードにコピーされます。 | |
スナップショット | タップ | 画像として別のアプリケーションに貼り付けるレポートの内容を選択できます。選択した内容は、画像の貼り付けが可能な任意のアプリケーションに貼り付けることができます。 |
プレビュー
ジェスチャ | ジェスチャ(画像) | プレビュー領域の要素 | 詳細 |
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フリック | 単一ページ | 縦または横方向にフリックすると、次のページまたは前のページに移動します。1回のフリックで1ページ移動します。 | |
連続ページ | ページがスクロールします。 | ||
タップ | リンク | リンク(URL、ドリルスルーリンクなど)を開きます。 | |
パン | スライダー | スライダーを動かします。 | |
サイドバーとプレビュー領域の境界 |
境界を移動します。
|
||
選択モード、スナップショット | 選択の始点から終点にパンします。 | ||
ピンチ |
プレビュー領域 |
縮小します。 | |
ストレッチ | プレビュー領域 | 拡大します。 | |
ダブルタップ | プレビュー領域 | 2回タップして、表示モードを(単一ページモードから複数ページモードに)変更します。 | |
タップ アンド ホールド | 選択モード、スナップショット | パンモード、選択モード、またはスナップショットを選択できるコンテキストメニューを表示します。 |