ActiveReports 11.0J Server管理者ガイド
ReportListコントロールの移行

ActiveReports 11.0J ServerのSDKに含まれているReportListコントロールを使用したアプリケーションに最新のService Packを適用する、または旧バージョン(ActiveReports 9.0J Server)で作成したReportListコントロールを使用したアプリケーションを移行するには、手動で移行作業を行う必要があります。移行作業を行う際は、不完全な動作によるデータの損失に備え、操作対象のファイルすべてを予めバックアップしてください。

移行対象

移行が必要なファイルは、次のとおりです。

  1. ASP.NET Webアプリケーション
    • プロジェクトファイル(*.vbprojファイル、*.csprojファイル)
    • Web.Configファイル
    • ReportListコントロールを使用している*.aspxファイル
  2. ASP.NET Webサイト
    • Web.Configファイル
    • ReportListコントロールを使用している*.aspxファイル

変更箇所の詳細

移行対象ファイルに対して次の変更を行ってください。

移行対象ファイル

移行内容

プロジェクトファイル(*.vbprojファイル、*.csprojファイル)

ActiveReports.Server.ReportControls.dllのアセンブリバージョン情報を、指定のバージョン情報に変更します。


(例)

<ItemGroup>
<Reference Include="ActiveReports.Server.ReportControls, Version=9.1.3134.1, ... />
<Reference Include="System" />
</ItemGroup>

<ItemGroup>
<Reference Include="ActiveReports.Server.ReportControls, Version=11.0.XXXX.1, ... />
<Reference Include="System" />
</ItemGroup>

Web.Configファイル、ReportListコントロールを使用している*.aspxファイル ActiveReports.Server.ReportControls.dllのアセンブリバージョン情報が含まれている場合は、指定のバージョン情報に変更します。
※ バージョン情報が含まれていない場合は変更しません。また、バージョン情報が含まれていなくても特に問題はありません。

作業手順

  1. 移行対象のアプリケーションを作成したときに参照した、"ActiveReports.Server.ReportControls.dll"、および"ja/ActiveReports.Server.ReportControls.resources.dll"が格納されているフォルダを開き、移行するバージョンのdllに置き換えます。
  2. 前述の「移行対象」のファイルに対して、テキストエディタやVisual Studioなどを使用し、手動で移行作業を行います。必要な変更内容については、前述の「変更箇所の詳細」をご覧ください。
  3. 変更完了後、プロジェクトをVisual Studio上で開き、[ビルド]メニュー - [ソリューションのリビルド]を実行して、ソリューション全体をリビルドしてください。

 

 


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