このセクションでは、OLAPのデータ集約にデータエンジンサービスを使用するために必要な手順を説明します。以下の例では、PivotEngine コンポーネントがデータエンジンサービスを使用してデータエンジンのデータに接続されています。PivotPanelコントロールとPivotGrid コントロールは、PivotEngine にバインドされています。PivotPanel コントロールでビューの定義を変更できます。集計されたデータはサービスから取得できます。以下の例では、PivotGrid コントロールは集計されたデータを表示します。PivotGrid コントロールのセルをダブルクリックすると、グリッドに表示された詳細生データを見つけることができます。
OLAPでリモートデータ連結とモデル連結を実行することもできます。データ連結の詳細については、「データ連結」を参照してください。
OLAPコントロールでデータエンジンサービスを使用するデータ連結を実装するには、次の手順を完了します。
ライセンス、リソースの登録、およびアセンブリの参照の詳細については、「Visual Studio テンプレートの使用」を参照してください。
NuGetサーバーからDataEngine Web APIおよびC1.WebApiのパッケージをインストールします。
DataEngine Web API は、プロジェクトに次の参照を追加します。
C1.WebApi.dll
C1.WebApi.DataEngine.dll
C1.DataEngine.4.dll
System.Net.Http.Formatting.dll
System.Web.Http.dll
System.Web.Http.Owin.dll
System.Web.Http.WebHost.dll
OLAPコントロールのデータソースを作成するために、[モデル]フォルダに新しいクラスを作成します。
ProductData.cs
)。新しいモデルの追加方法については、「コントロールの追加」を参照してください。必要な参照を追加した後、データエンジンサービスから集約されているデータを取得するためにStartup.csを構成する必要があります。
using C1.DataEngine; using Microsoft.Owin; using Owin; using System.IO; using System.Linq; using System.Web.Http; using OlapSSAS.Models; [assembly: OwinStartupAttribute(typeof(OlapSSAS.Startup))] namespace OlapSSAS { public partial class Startup { private readonly HttpConfiguration config = GlobalConfiguration.Configuration; private static string DATAPATH = Path.Combine(System.Web.HttpRuntime.AppDomainAppPath, "Data"); public void Configuration(IAppBuilder app) { app.UseDataEngineProviders() .AddDataEngine("complex10", () => { return ProductData.GetData(100000); }) } } }
OLAP コントロールを初期化するには、次の手順を実行します。
新しいコントローラーの追加
OLAPController
)。OLAPController
をダブルクリックして開きます。Index()
内にカーソルを置きます。@using C1.Web.Mvc @Html.C1().Scripts().Basic().Olap() @(Html.C1().PivotEngine().Id("dataEngine") .BindService("~/api/dataengine/complex10") .RowFields(pfcb => pfcb.Items("Country")) .ColumnFields(cfcb => cfcb.Items("Product")) .ValueFields(vfcb => vfcb.Items("Sales"))) @Html.C1().PivotPanel().ItemsSourceId("dataSourceEngine") @Html.C1().PivotChart().ItemsSourceId("dataSourceEngine") @Html.C1().PivotGrid().ItemsSourceId("dataSourceEngine")
次の図は、上記の手順を実行した後の OLAP を示しています。