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データソースマネージャ
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DataEngineサービスは、SQLサーバー、SSRSサーバー、ファイルシステムの構造化ファイルなど、複数のデータソースからのデータを分析するためのAPIを提供します。このトピックでは、アプリケーションにDataEngineを設定するための適切な方法を示します。独自のプロジェクトの要件に応じて、以下のメソッドを使用してDataEngineを構成することができます。

メモ: Web APIアプリケーションに簡単にデータソースを指定するために、データソースの設定に対してキーを使用できます。アプリケーションの各データソース設定に対して一意のキーを使用する必要があります。

AddDataEngineメソッド

アプリケーションで複雑なデータや大きなデータを扱う場合は、AddDataEngineおよびAddDataEngineメソッドを使用します。これらのメソッドは、フィールドと結果データを保存するためのメモリマップドファイルを生成します。DataEngineメソッドの詳細については、ComponentOne WebAPI テンプレートを使用するData Engine WebAPIを参照してください。

メソッド 説明 要素
AddDataEngine(string name, DbCommand command, DbConnection connection = null,
string workspace = null, string tableName = null)
DataEngineのデータを追加します。
  • name: データを表すために使用される一意の値。
  • command: データベースからデータを取得するためのADO.NETのCommand オブジェクト。connectionがnullの場合は、このメソッドを呼び出す前に、command内のconnectionが開いていることを確認する必要があります。
  • connection: データベースに接続するための、またはnullに設定されている開いたADO.NET接続オブジェクト。
  • workspace: DataEngineのデータがファイルに保存されているサーバーのファイルシステムのパス。nullに設定されている場合、または設定されていない場合は、デフォルトのworkspaceが使用されます。
  • tableName: DataEngineテーブルの名前。 nullに設定されている場合、または設定されていない場合は、nameパラメータの値が使用されます。
AddDataEngine<T>(string name, Func<IEnumerable<T> dataGetter, string workspace = null, string tableName = null) 任意のIEnumerableからDataEngineのデータを追加します。
  • name: データを表すために使用される一意の値。
  • dataGetter: 任意のIEnumerableを取得するために使用される関数。
  • workspace: DataEngineのデータがファイルに保存されているサーバーのファイルシステムのパス。 nullに設定されている場合、または設定されていない場合は、デフォルトのworkspaceが使用されます。
  • tableName: DataEngineテーブルの名前。 nullに設定されている場合、または設定されていない場合は、nameパラメータの値が使用されます。
AddDataEngine(string name, string workspace, string tableName)
データファイルが既に存在するDataEngineのデータを追加します。
  • name: データを表すために使用される一意の値。
  • workspace: DataEngineのデータがファイルに保存されているサーバーのファイルシステムのパス。nullに設定されている場合、または設定されていない場合は、デフォルトのworkspaceが使用されます。
  • tableName: DataEngineテーブルの名前。nullに設定されている場合、または設定されていない場合は、nameパラメータの値が使用されます。

AddDataSourceメソッド

データソースを使用しているが、APIサーバーでデータファイルを生成したくない場合は、AddDataSourceおよびAddDataSource<T>メソッドを使用します。これらのメソッドは、データを保存するためのキャッシュファイルを生成しないため、集計データは分析ごとに再計算されます。DataSourceの詳細については、ComponentOne WebAPI テンプレートを使用するData Engine WebAPIを参照してください。

メソッド 説明 要素
AddDataSource(string name, Func<IEnumerable> dataSourceGetter)
関数を使用してインメモリデータを追加します。
  • name: データを表すために使用される一意の値。
  • datasourceGetter: インメモリデータを返すために使用される関数。
AddDataSource(string name, IEnumerable datasource) インメモリデータを追加します。
  • name: データを表すために使用される一意の値。
  • datasource: インメモリデータ。

AddCubeメソッド

任意のSQL Server Analysis Servicesのキューブデータを処理する場合は、AddCubeメソッドを使用します。このメソッドはデータファイルを生成しないので、分析のために MDX クエリがサーバーに送信され、集約されたデータがサーバーから返されます。このメソッドのパフォーマンスは、SSASサーバーによって異なります。AddCubeメソッドの詳細については、「SSASサービスを使用するDataEngine」を参照してください。

メソッド 説明 要素
AddCube(string name, string connectionString, string cubeName) キューブデータを追加します。
  • name: データを表すために使用される一意の値。
  • connectionString: データソースに接続するための情報を提供する文字列。
  • cubeName: キューブデータソースの名前。
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