C1GridView コントロールは、コーディングが不要な組み込みのデータフィルタ機能を提供します。実行時にデータのフィルタリングを可能にするには、 ShowFilterプロパティを True に設定する必要があります(デフォルトでは False)。ShowFilter が True の場合、フィルタバーがグリッド上部の、グリッドの列見出しの下に表示されます。
実行時にグリッドのデータをフィルタするには、フィルタバーにテキストを入力して、フィルタリングする列のフィルタの行にあるドロップダウン矢印をクリックし、メニューからフィルタタイプを選択します。フィルタを削除するには、フィルタリングする列のフィルタの行にあるドロップダウン矢印をクリックして Nofilter を選択します。次の画面では、単価 列は 100 と等しい値のみを表示するようにフィルタされています。
FilterOperator プロパティを設定して、フィルタ条件を選択できます(プロパティビルダーの「列」タブでこのプロパティを設定できることに注意してください)。デフォルトでは、FilterOperator は Contains に設定されますが、FilterOperator を以下のオプションに設定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
NoFilter | フィルタを適用しません。 |
Contains(デフォルト) | 列にフィルタ項目を含めます。 |
NotContain | 列にフィルタ項目を含めません。 |
BeginsWith | 列の項目はフィルタ項で開始します。 |
EndsWith | 列の項目はフィルタ項で終了します。 |
Equals | 列の項目はフィルタ項と厳密に等しくなります。 |
NotEqual | 列の項目はフィルタ項と厳密に等しくありません。 |
Greater | 列の項目が(数値)フィルタ項より小さくなります。 |
Less | 列の項目が(数値)フィルタ項より大きくなります。 |
GreaterOrEqual | 列の項目が(数値)フィルタ項より大きいか等しくなります。 |
LessOrEqual | 列の項目が(数値)フィルタ項より小さいか等しくなります。 |
IsEmpty | 列の項目は空です。 |
NotIsEmpty | 列の項目は空ではありません。 |
IsNull | 列の項目は Null です。 |
NotIsNull | 列の項目は Null ではありません。 |
Custom | カスタムフィルタを適用します。 |
FilterStyle プロパティを設定して、フィルタバーの外観をカスタマイズできます。フィルタボタンを表示するには、AutoGenerateFilterButton を True に設定するか、手動で C1CommandField を作成して、その ShowFilterButton プロパティを True に設定する必要があります。フィルタボタンが表示されない場合、ユーザーは[Enter]キーを押してフィルタを起動できます。
Actionプロパティを設定することで、ユーザーが実行時に列をフィルタリングするときに AJAX を使用してグリッドを更新できます。詳細については、「列のフィルタリング」を参照してください。