C1GridView コントロールは、コーディングが不要な組み込みのソート機能を提供します。列のカスタムの SortExpression プロパティ値や、Sorting と Sorted イベントを使用して、C1GridView コントロールのソート機能をさらにカスタマイズできます。
C1GridView プロパティを True に設定すると、AllowSorting コントロールの デフォルトのソート動作を有効にできます。AllowSorting が True の場合、C1GridView コントロールは LinkButton コントロールを列ヘッダーに表示し、各列の SortExpression プロパティを連結先となるデータフィールドの名前に暗黙的に設定します。たとえば、グリッドが Northwind sample データベースの Employees テーブルの City 列を表示する列を含んでいる場合、その列の SortExpression は City に設定されます。SortDirection プロパティでソート方向を指定または設定できます(Ascending、Descending、または None)。
実行時に、ユーザーはその列でソートする列見出しの LinkButton コントロールをクリックできます。リンクをクリックすると、ページはポストバックを実行して、C1GridView コントロールの Sorting イベントを発生させます。クエリーが実行された後、グリッドの Sorted が発生します。最後に、データソースコントロールは C1GridView コントロールを再ソートされたクエリーの結果に連結します。列がソートされると、列ヘッダーは実行時にソート方向を示すソートインジケータ(矢印アイコン)を表示します。
次の画面では、商品名 列がソートされました。
データソースコントロールがソートをサポートしていないときに、ソート操作が C1GridView コントロールで実行されると、C1GridView コントロールは NotSupportedException 例外をスローすることに注意してください。この例外を Sorting イベントのハンドラで取得し、データソースを確認してソートがサポートされているか、または独自のソートロジックを使用しているかを決定します。
Actionプロパティを設定することで、ユーザーが実行時に列をソートするときに AJAX を使用してグリッドを更新できます。例については、 「列のソート」を参照してください。