C1PrintDocument は、目次(TOC)の自動生成をサポートします。目次そのものは、専用表示オブジェクトのRenderToc, によって表されます。このオブジェクトは、RenderArea から派生し、TOC 固有の機能を追加します。TOC 内の個別項目は、RenderTocItem (RenderParagraphから派生)によって表されます。TOC の各項目は、ドキュメント内の場所(アンカーによって表される)をポイントするハイパーリンク(RenderTocItem.Hyperlink プロパティ)を保持します。そこで、同じメカニズムが、TOC 項目をハイパーリンクが指定するドキュメントのコンテンツに連結するために使用されます。以下に示すように、TOC の作成には便利な方法が用意されています。
ドキュメントに目次を追加するには、以下の手順を実行します。
- RenderToc クラスのインスタンスを作成し、ドキュメントの TOC を表示する位置に追加します。
- 個別項目(RenderTocItem 型)を RenderToc インスタンスに追加します。このためには、以下のいずれかの方法(またはこれらの組み合わせ)を使用できます。
- 項目のテキスト、ポイントする場所、およびオプションで TOC 内のレベルを提供する RenderToc.AddItem メソッドの任意のオーバーロードを使用して、TOC 項目を TOC に追加できます。
- RenderTocItem クラスのインスタンスをコードで作成し、プロパティを設定して、それを TOC 表示オブジェクトの Children コレクションに追加できます。
- RenderToc のインスタンスを引数として受け入れる RenderTocItem コンストラクタのオーバーロードが用意されています。このコンストラクタを使用すると、新しく作成された TOC 項目がコンストラクタ内の TOC に追加されます。このため、それを TOC オブジェクトの Children コレクションに手動で追加する必要はありません。
使用可能なサンプル:専用の RenderToc 表示オブジェクトを使用してドキュメントの目次を作成する方法の完全なサンプルについては、 RenderTOC のサンプルを参照してください。