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アンバウンドレポート
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アンバウンドレポートとは、基礎になるソースレコードセットがないレポートです。このようなレポートは、次の2つの状況で便利です。:

簡単なアンバウンドレポートの例として、ソースレコードセットがない簡単なニュースレターを作成します。これには、C1Report デザイナを使用しますが、ConnectionString プロパティとRecordSource プロパティは空のままにし、レポートにいくつかのプレースホルダフィールドを追加します。これらのプレースホルダフィールドは単純なラベルで、フィールドのコンテンツはアプリケーションによって設定されます。


"FldHeadLineXXX" および "FldBodyXXX"(XXXは1から3までの値)という名前の6つのプレースホルダフィールドがあるレポートを作成する場合は、次の Visual Basic コードを使ってレポートを出力します。

Visual Basic コードの書き方

Visual Basic
コードのコピー
Private Sub MakeReport()

    ' レポート定義ファイルを検索します。        
  Dim path As String = Application.StartupPath        
  Dim i As Integer = path.IndexOf("\bin")        
  If i > -1 Then path = path.Substring(0, i)        
  path = path & "\"

   ' アンバウンドレポートを読み込みます。       
  c1r.Load(path & "Newsletter.xml", "NewsLetter")

  ' フィールド値を設定します。        
  c1r.Fields("FldHeadline1").Text = "C1Report Launched"        
  c1r.Fields("FldBody1").Text = "ComponentOne unveils..."        
  c1r.Fields("FldHeadline2").Text = "Competitive Upgrades"        
  c1r.Fields("FldBody2").Text = "Get ahead ..."        
  c1r.Fields("FldHeadline3").Text = "C1Report Designer"        
  c1r.Fields("FldBody3").Text = "The C1Report Designer..."        
   
   ' 完了したら、レポートを表示します。        
  c1ppv.Document = c1r.Document        
  ' 読者が閲覧できるよう HTML ファイルにエクスポートします。        
  ' can get to it over the Web        
  c1r.RenderToFile(path & "Newsletter.htm", FileFormatEnum.HTML)        
End Sub

C# コードの書き方

C#
コードのコピー
private void MakeReport()         
{        
    
  //  レポート定義ファイルを検索します。        
   string path = Application.StartupPath;        
   int i = path.IndexOf("\bin");        
  if ( i > -1 ) { path = path.Substring(0, i)        
  path = path + "\";

  //  アンバウンドレポートを読み込みます。        
  c1r.Load(path + "Newsletter.xml", "NewsLetter");

  // フィールド値を設定します。        
  c1r.Fields["FldHeadline1"].Text = "C1Report Launched";        
  c1r.Fields["FldBody1"].Text = "ComponentOne unveils...";        
  c1r.Fields["FldHeadline2"].Text = "Competitive Upgrades";        
  c1r.Fields["FldBody2"].Text = "get { ahead ...";        
  c1r.Fields["FldHeadline3"].Text = "C1Report Designer";        
  c1r.Fields["FldBody3"].Text = "The C1Report Designer...";

  // 完了したら、レポートを表示します。        
  c1ppv.Document = c1r.Document;

  //  ' 読者が閲覧できるよう HTML ファイルにエクスポートします。       
  // can get to it over the Web
 
  c1r.RenderToFile(path + "Newsletter.htm", FileFormatEnum.HTML);        
}

このニュースレターの例を次に示します。上の簡単なプログラムは、書式設定を何も行っていないことに注意してください。これは、レポートのコンテンツを提供しているだけです。ロゴ付きの見出し、ページフッタ、フォント、テキストの配置などのすべての書式設定は、C1Report デザイナで作成されたレポート定義が処理します。

書式設定がコンテンツから分離されていることも、アンバウンドレポートの主な利点の1つです。