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オブジェクトと変数
C1Report の使い方 > VBScript 式 > オブジェクトと変数

The following tables detail VBScript elements, objects, and variables.

演算子

次の表に、VBScript の演算子を一覧します。

演算子 説明
And 2つの式の論理積を実行します。
Or 2つの式の論理和を実行します。
Not 式の論理否定を返します。
Mod 2つの数値で割り算を実行し、余りだけを返します。

予約シンボル

次の表に、VBScript の予約シンボルとそれらの使用方法を一覧します。

キーワード 説明
True True キーワードは、-1 と等しい値を持ちます。
False False キーワードは、0 と等しい値を持ちます。
Nothing

実オブジェクトからオブジェクト変数の関連付けを解除します。オブジェクト変数に Nothing を割り当てるには、Set 文を使用します。たとえば、次のように記述します。

Set MyObject = Nothing

複数のオブジェクト変数が同じ実オブジェクトを参照している場合があります。1つのオブジェクト変数に Nothing を割り当てた場合、その変数は実オブジェクトを参照しなくなります。複数のオブジェクト変数が同じオブジェクトを参照している場合、それらの変数が参照するオブジェクトに関連付けられているメモリおよびシステムリソースは、Set を使用することで明示的に、または最後のオブジェクト変数が Nothing に設定されることで暗黙的に、すべての変数が Nothing に設定された後でのみ解放されます。

Null Null キーワードは、変数に有効なデータが含まれていないことを示すために使用されます。
vbCr 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbCrLf 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbLf 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbFormFeed 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbNewLine 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbNullChar 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbTab 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbVerticalTab 印刷および表示機能を呼び出す際に、コード内で実際の値の代わりに次の定数を使用できます。
vbBlack 黒色。値 = 0x0
vbRed 赤色。値 = 0xFF
vbGreen 緑色。値 = 0xFF00
vbYellow 黄色。値 = 0xFFFF
vbBlue 青色。値 = 0xFF0000
vbMagenta マゼンタ。値 = 0xFF00FF
vbCyan シアン。値 = 0xFFFF00
vbWhite 白色。値 = 0xFFFFFF

組み込み関数

VBScript の組み込み関数を次の表に一覧します。

Abs Date Iif Minute Sign
Acos DateAdd InputBox Month Space
Asc DateDiff InStr MonthName Sqr
Asin DatePart InStrRev MsgBox StrComp
Atn DateSerial Int Now String
CBool DateValue IsDate Oct Tan
CByte Day IsEmpty Pi Time
CCur Exp IsNull Replace Timer
CDate Fix IsNumeric RGB TimeSerial
CDbl Format IsObject Right TimeValue
Chr FormatCurrency LCase Rnd Trim
CInt FormatDateTime Left Round TypeName
CLng FormatNumber Len RTrim UCase
Cos FormatPercent Log Second WeekDay
CSng Hex LTrim Sgn WeekDayName
CStr Hour Mid Sin Year

VBScript 関数の詳細については、MSDN のドキュメントを参照してください。C1Reportでは、次の VBScript 関数がサポートされていません。

文のキーワード

VBScript 文のキーワードを次の表に一覧します。

If ElseIf To While Dim
Then EndIf Next Wend Redim
Else For Step Const

レポートフィールド名

Field オブジェクトの名前は、評価されるとオブジェクトへの参照を返します。これにより、フィールドのプロパティにアクセスできます。Field オブジェクトのデフォルトプロパティはValue なので、フィールド名自体がフィールドの現在の値を返します。次に例を示します。

MyField.BackColor = RGB(200,250,100)
MyField.Font.Size = 14
MyField * 2 ' (same as MyField.Value * 2)
注記:レポートフィールドにデータフィールドと同じ名前を付けると、レポートフィールドにアクセスできなくなります。

レポートのセクション名

Section オブジェクトの名前は、評価されるとオブジェクトへの参照を返します。これにより、セクションのプロパティにアクセスできます。Section オブジェクトのデフォルトプロパティはName です。次に例を示します。
If Page = 1 Then [Page Footer].Visible = False


データフィールド名

レポートのソースデータセット内のフィールド名は、評価されると現在のフィールドの値を返します。フィールド名に全角文字、スペース、またはピリオドが含まれる場合は、フィールド名を[ ]で囲む必要があります。次に例を示します。

OrderID
UnitsInStock
[Customer.FirstName]
[Name With Spaces]

Report Variables

Page 変数

Page プロパティの値を取得または設定します。このプロパティは、レポートの出力の開始時にコントロールによって初期化され、ページ区切りごとに1ずつ増加します。コードを使って値をリセットできます。次に例を示します。

If Country <> LastCountry Then Page = 1
LastCountry = Country

Pages 変数

レポートの出力の終了時に総ページ数に置き換えられるトークンを返します。読み取り専用のプロパティで、通常は、ページのヘッダフィールドまたはフッタフィールドで使用されます。次に例を示します。
"Page " & Page & " of " & Pages

Report オブジェクト

コントロールオブジェクトへの参照を返します。これにより、スクリプトや式から C1Report オブジェクトモデル全体にアクセスできます。次に例を示します。

"Fields: " & Report.Fields.Count

Cancel 変数

True に設定すると、レポートの出力処理をキャンセルできます。次に例を示します。

If Page > 100 Then Cancel = True