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旧バージョンでは、C1FlexGrid の Clear メソッド実行後、以下のプロパティはクリア前の設定値がそのまま有効でした。また、セル範囲を指定してクリアした場合、その範囲内だけでデータ削除が行われました。

本バージョンでは、これらのプロパティを含めて Column、Row、RowCol、CellRange クラスのすべてのプロパティがデフォルト値に戻ります（ただし、Column クラスの Name プロパティはクリアされません）。またセル範囲を指定してクリアした場合、その範囲内だけでなく、セル範囲で指定したすべての行／すべての列でデータ削除が行われます。

1. 列幅の設定（Cols(i).Width／Cols(i).WidthDisplay）
2. 列の表示列設定（Cols(i).Visible プロパティ）
3. Style のみクリアする場合、ソート不可の設定（Cols(i).AllowSorting プロパティ）
4. Style のみクリアする場合、セルの色の設定（スタイルの BackColor／ForeColor プロパティ）
5. Style のみクリアする場合、列のドラッグドロップの設定（Cols(i).AllowDragging プロパティ）
6. 列の編集可能の設定（Cols(i).AllowEditing プロパティ）

旧バージョンと同様の動作にするには、Clear メソッドの実行後に、クリア前の各プロパティ値を再度設定してください。

c1FlexGrid1.Clear();
c1FlexGrid1.Cols(i).Visible = false;

C1FlexGrid1.Clear()
C1FlexGrid1.Cols(i).Visible = False