変更バージョン | 2.5.20044.197 |
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カテゴリ | 動作 |
対応策 | ◯ |
旧バージョンでは、フォームに C1FlexGrid 以外に別のコントロール(例:TextBox)が存在し、そのコントロールでの入力値の検証処理(※)が実装されている場合、そのコントロールに不正な値を入力して検証処理をキャンセルした後、C1FlexGrid をクリックしてフォーカスを C1FlexGrid に移動すると、C1FlexGrid のセルが選択され、C1FlexGrid の RowColChange イベントが発生しました。本バージョンでは、同様の操作で、C1FlexGrid のセルは選択されず、C1FlexGrid の RowColChange イベントは発生しません。
※入力値の検証処理の例
これは、C1FlexGrid のクリックにより標準の検証イベントのチェーンを発生させ、別コントロールでの検証がキャンセルされた場合はそこにフォーカスを残したまま、C1FlexGrid の現在の選択状態を維持するように、動作が変更されたためです。
旧バージョンと同様の動作にするには、C1FlexGrid の MouseDown イベント内で Select メソッドを使用して、マウスクリックしたセルを選択状態にしてください
なお、この動作変更により、例えば C1FlexGrid の GotFocus イベント内で他コントロールへのフォーカス移動処理を行うと、旧バージョンでは、クリックした位置にあるセルに選択が移動してから、他コントロールにフォーカスが移動しましたが、本バージョンでは、セルの選択は変更されずに、他コントロールにフォーカスが移動します。
この場合、旧バージョンと同様の動作にするには、GotFocus イベントの代わりに EnterCell イベントを使用してフォーカスを移動してください。