変更バージョン | 2.6.20101.515 |
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カテゴリ | 動作 |
対応策 | ○ |
旧バージョンでは、SetupEditor イベント内に、SetData メソッドを用いてセルのデータを変換する処理(例えば「.」をヌルで置換=「.」の削除)を実装した場合、そのセルが編集状態になったときに、変換後のテキストが表示されました。本バージョンでは、セルが編集状態になっても、変換後のテキストではなく元のデータが表示されます。
これは、グリッドに設定したテキストをエディタのテキストとして設定するタイミングが、SetupEditor イベントの「後」から SetupEditor イベントの「前」に変更されたためです。SetData メソッドは、エディタのテキストではなく、セルの元のデータを変換します。SetupEditor イベントの開始時には、エディタのテキストにすでに元のセルデータ(上述の例では「.」を含むテキスト)が割り当てられているので、この時点で SetData メソッドを実行しても、元のデータが変換されるだけで、エディタのテキストには反映されません。そのため、セルが編集状態になったときに「.」が削除されずに表示されます。
旧バージョンと同様の動作にするには、SetupEditor イベント内で、GetData メソッドを用いてグリッドのデータを取得し、ここから「.」を削除したものをエディタのテキストとして渡します。