旧ライセンスに準拠した ComponentOne コンポーネントは、Microsoft .NET LicenseProvider でサポートされている標準の licenses.licx ファイルを使用します(プロジェクトでサポートされている場合)。
通常、licenses.licx ファイルは、Visual Studio IDE のツールボックスに事前登録されたコンポーネントが Windowsフォーム、XAML ページ、または Web ページにドラッグアンドドロップされたときに作成されます。アプリケーションで複数の ComponentOne コンポーネントが使用されている場合、これらのコンポーネントのエントリは、ドロップされた順序で同じライセンスファイルに作成されます。この licenses.licx ファイルには、コンポーネント名、アセンブリ名、製品バージョン、カルチャ、PublicKeyToken の順序で情報が含まれています。
コード上で、または XAML を介してコントロールを追加している場合は、licenses.licx ファイルは自動では作成されないため、このファイルを手動で作成する必要があります。licenses.licx ファイルを手動で作成するには、以下の手順に従ってください。
ソリューションエクスプローラー上で、licenses.licx ファイルを作成したいフォルダ上でコンテキストメニューを開き、[追加]-[新しい項目]を選択します。
「新しい項目の追加」ダイアログにて、ファイルの種類として「テキスト ファイル」を選択し、ファイル名を「licenses.licx」に変更して[追加]ボタンをクリックします。
追加された licenses.licx ファイルのプロパティを表示し、「ビルドアクション」が「埋め込みリソース」になっていることを確認します。
licenses.licx ファイルを開き、使用するコンポーネントごとに、そのコンポーネントに関する情報を記述します。
最低限必要な情報は、コンポーネント名とアセンブリ名で、それぞれカンマで区切って記述します。なお、ほかに製品バージョン、カルチャ、PublicKeyToken などの情報もありますが、ComponentOne のコンポーネントにおいては記述を省略できます。
例えば、ツールボックスから WinForms 版の FlexGrid コントロールをドラッグしてフォームに配置すると、licenses.licx には以下の情報が追加されます。
C1.Win.C1FlexGrid.C1FlexGrid, C1.Win.C1FlexGrid.4.5.2, Version=4.5.20213.532, Culture=neutral, PublicKeyToken=79882d576c6336da |
このうち、「, Version=~」以降の部分は省略可能です。そのため、licenses.licx ファイルを手動で作成する際には、以下のように記述することができます。
C1.Win.C1FlexGrid.C1FlexGrid, C1.Win.C1FlexGrid.4.5.2 |