XLColumn.PageBreak プロパティと XLRow.PageBreak プロパティを使用して、OpenXML（.xlsx）形式のファイルの行および列にページブレークを簡単に追加できます。

XAML ビュー

1. ソリューションエクスプローラで［参照］を右クリックし、リストから［参照の追加］を選択します。
   1. C1.UWP.Excel.dll を参照します。
   2. ［OK］をクリックして、アセンブリ参照をアプリケーションに追加します。
2. XAML ビューで、<Grid> </Grid> タグの間にカーソルを置きます。
3. ページに２つの標準 Button コントロールと１つの標準 TextBox コントロールを追加します。
   1. 最初のボタンのマークアップを次のように編集します。

      XAML マークアップ	コードのコピー
      <Button x:Name="HelloButton" Content="Click Hello" />

   2. ２つ目のボタンのマークアップを次のように編集します。

      XAML マークアップ	コードのコピー
      <Button x:Name="SaveButton" Content="保存..." />

   3. TextBox コントロールのマークアップを次のように編集します。 

      XAML マークアップ	コードのコピー
      <TextBox Name="_tbContent" Text="空白" IsReadOnly="True" AcceptsReturn="True" FontFamily="Courier New" Background="White" Margin="465,10,242,722" />

4. HelloButton用のHelloButton_Click というイベントを作成して、MainPage.xaml のコードビューに切り替えます。これにより、コードに HelloButton_Click イベントも追加されます。
5. デザインビューに切り替え、SaveButton をダブルクリックして、SaveButton_Click イベントをコードに追加します。これで、コードビューが開きます。

コードビュー

1. ページの先頭に using 文を追加します。

   C#	コードのコピー
   using C1.Xaml.Excel;

2. 次のようなコードを MainPage クラスに追加します。

   C#	コードのコピー
   public sealed partial class MainPage : Page { C1XLBook _book; }

3. InitializeComponent() メソッドに次のコードを追加して、C1XLBook を作成します。

   C#	コードのコピー
   _book = new C1XLBook();

4. RefreshView() メソッドを追加します。後でこのメソッドをコード内で呼び出します。

   C#	コードのコピー
   void RefreshView() { }

5. いくつかのテキスト値およびページブレークを追加します。

   C# コードの書き方

   C#

   コードのコピー

   private void HelloButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { // 手順１：新しいワークブックを作成します _book = new C1XLBook(); // テキスト値およびページブレークを追加します _book.Sheets[0][2, 3].Value = "page1"; _book.Sheets[0].Rows[2].PageBreak = true; _book.Sheets[0][0, 1].Value = "test1"; _book.Sheets[0][0, 2].Value = "test2"; _book.Sheets[0].Columns[1].PageBreak = true; _book.Sheets[0][3, 3].Value = "page2"; // 手順５：ユーザーがファイルを保存できるようにします _tbContent.Text = "'Hello World' ブックが作成され、保存可能になりました。"; RefreshView(); }

6. ワークブックを保存します。

   C# コードの書き方

   C#

   コードのコピー

   async void SaveButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { Debug.Assert(_book != null); var picker = new Windows.Storage.Pickers.FileSavePicker(); picker.SuggestedStartLocation = Windows.Storage.Pickers.PickerLocationId.DocumentsLibrary; picker.FileTypeChoices.Add("Open XML Excel ファイル", new List<string>() { ".xlsx" }); picker.FileTypeChoices.Add("BIFF Excel ファイル", new List<string>() { ".xls" }); picker.SuggestedFileName ="新しいブック"; var file = await picker.PickSaveFileAsync(); if (file != null) { try { // 手順１：ファイルを保存します var fileFormat = Path.GetExtension(file.Path).Equals(".xls") ? FileFormat.Biff8 : FileFormat.OpenXml; await _book.SaveAsync(file, fileFormat); // 手順２：ユーザーフィードバック _tbContent.Text = string.Format("ファイルを保存しました : {0}.", file.Path); RefreshView(); } catch (Exception x) { _tbContent.Text = string.Format("例外 : {0}", x.Message); } } }

   アプリケーションを実行すると、作成したファイルを保存できるようになります。Excel で、［ページレイアウト］タブを選択し、［枠線］セクションにある［印刷］チェックボックスをオンにします。ワークシートは次のように表示されます。