C1Excel で XLS ファイルを新規作成する方法は、次のとおりです。
たとえば、次のサンプルコードでは、1枚のシートに1から100までの数字を書き込んで、新しい Excel ファイルを作成します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
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' 手順1:新規ワークブックを作成します。 Dim C1XLBook1 As New C1XLBook() ' 手順2:セルに値を挿入します。 Dim sheet As XLSheet = C1XLBook1.Sheets(0) Dim i As Integer For i = 0 To 99 sheet(i, 0).Value = i + 1 Next i ' 手順3:ファイルを保存します。 C1XLBook1.Save("c:\temp\hello.xls") |
C# コードの書き方
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//手順1:新しいワークブックを作成します。 C1XLBook c1XLBook1 = new C1XLBook(); // 手順2:セルに値を挿入します。 XLSheet sheet = c1XLBook1.Sheets[0]; for (int i = 0; i < 100; i++) { sheet[i, 0].Value = i + 1; } // 手順3:ファイルを保存します。 c1XLBook1.Save(@"c:\temp\hello.xls"); |
最も重要な箇所は、手順2の部分です。コードの冒頭部では、新しい Excel ブックから、1枚のワークシートに対応するXLSheet オブジェクトを取得しています。このワークシートは、C1XLBook を新規作成したときに自動的に作成されたものです。次に、コードでシートインデクサを使用することで、シート内のセルを参照して、1から100の値を挿入しています。
必要に応じて、XLSheet オブジェクトのインデクサによって自動的にセルが作成されることに注意してください。この機能のおかげで、作成したワークシートへの値の入力が簡単にできます。シートのサイズを確認するには、シートの Rows.Count プロパティと Columns.Count プロパティを使用します。
また、値をセルに割り当てる以外の機能も利用できます。スタイルを設定することで、セル書式を設定することもできます。 XLStyle オブジェクトを作成すれば、値の場合と同じようにセルに書式を設定できるのです。次のコードは上記のコードを修正したものですが、偶数を太字の赤で、奇数を斜体の青で表示するシートを作成しています。
Visual Basic コードの書き方
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'手順1:新規ワークブックを作成します。 Dim C1XLBook1 As New C1XLBook() '手順2:奇数セル及び偶数セルにそれぞれ異なるスタイルを設定します。 Dim styleOdd As New XLStyle(C1XLBook1) styleOdd.Font = New Font("Tahoma", 9, FontStyle.Italic) styleOdd.ForeColor = Color.Blue Dim styleEven As New XLStyle(C1XLBook1) styleEven.Font = New Font("Tahoma", 9, FontStyle.Bold) styleEven.ForeColor = Color.Red '手順3:セルに値及びスタイルを書き込みます。 Dim sheet As XLSheet = C1XLBook1.Sheets(0) Dim i As Integer For i = 0 To 99 Dim cell As XLCell = sheet(i, 0) cell.Value = i + 1 If (i + 1) Mod 2 = 0 Then cell.Style = styleEven Else cell.Style = styleOdd EndIf Next i '手順4:ファイルを保存します。 C1XLBook1.Save("c:\temp\hello.xls") |
C# コードの書き方
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//手順1:新規ワークブックを作成します。 C1XLBook c1XLBook1 = new C1XLBook(); //手順2:奇数セル及び偶数セルにそれぞれ異なるスタイルを設定します。 XLStyle styleOdd = new XLStyle(c1XLBook1); styleOdd.Font = new Font("Tahoma", 9, FontStyle.Italic); styleOdd.ForeColor = Color.Blue; XLStyle styleEven = new XLStyle(c1XLBook1); styleEven.Font = new Font("Tahoma", 9, FontStyle.Bold); styleEven.ForeColor = Color.Red; //手順3:セルに値及びスタイルを書き込みます。 XLSheet sheet = c1XLBook1.Sheets[0]; for (int i = 0; i < 100; i++) { XLCell cell = sheet[i, 0]; cell.Value = i + 1; cell.Style = ((i+1) % 2 == 0)? styleEven: styleOdd; } //手順4:ファイルを保存します。 c1XLBook1.Save(@"c:\temp\hello.xls"); |
このコードは、最初のコードとほぼ同じものです。大きな違いは、手順2の部分を記述しなおすことで、奇数セルと偶数セルにそれぞれ別スタイルを設定している点です。セルの値の場合と同様に、手順3でも新たにセルにスタイルを設定しています。
上記のコードで作成したファイルを Microsoft Excel で開くと、次のように表示されます。