広範囲にわたる X 軸または Y 軸の値がデータセットに含まれている場合、通常のグラフ設定では情報を最大限に効果的に表せないことがあります。最小値で始まる垂直方向の Y 軸と軸ラベルのグラフ形式の場合、グラフの軸を転換または反転させると、視覚的により強い訴求力を持って表示できる場合があります。このため、C1Chart はグラフ領域の Inverted プロパティと軸の Reversed プロパティを用意しています。
グラフ領域の Inverted プロパティを True に設定すると、軸の位置が転換されます。つまり、X 軸が Y 軸の位置に変わり、Y 軸が X 軸の位置に変わります。グラフは、当初は X 軸が水平方向に表示され、Y 軸が垂直方向に表示されるように設定されています。この転換機能は、棒グラフを使用する開発者にごく一般的に使用されています。
軸の Reversed プロパティを True に設定すると、軸の位置が反転します。つまり、軸の Max と Min の表示位置が入れ替わります。最初、グラフは X 軸の最小値を左端、Y 軸の最小値を下端に表示しますが、軸の Reversed プロパティを True に設定すると、 X 軸の最小値を右端、あるいは Y 軸の最小値を上端に表示します。