非常にフレキシブルなタイプの軸ラベル、テキスト目盛形式は、特定の軸座標で定義されるテキストを表示します。この軸ラベルは、特定の座標だけにラベルを付けるか、またはグラフに用意されていないフォームで軸ラベルを作成する場合に役立ちます。テキスト目盛形式の軸ラベルは、次の例外を除き、どんな種類のグラフ、どんなデータレイアウトを持つ軸でも使用することができます。
非積層型の円グラフは、X 軸の ValueLabels を使って、各円セグメント/ポイントのラベルを表示できます。ValueLabels は、ValueLabel コレクションに表示される順序で円セグメントまたはポイントに適用されます。ラベルは X 軸の AnnoMethod プロパティが ValueLabels に設定された場合にのみ表示されます。ラベルの表示も X 軸のプロパティ(Alignment、AnnoMethod、Compass、Font、ForeColor、Rotation、ValueLabels、VerticalText、Visible の各プロパティなど)によって制御されます。その他の X 軸のプロパティはラベルに影響しません。X 軸の Compass プロパティの値が North、South、East、または West かどうかを決定する点で、Inverted プロパティもラベル表示に影響します。
AnnoMethod プロパティが AnnotationMethod.ValueLabels に設定されている場合、グラフは軸に沿って明示された位置にラベルを配置します。ValueLabels コレクションの1つである ValueLabels プロパティは、この文字列と位置の一覧を提供します。たとえば、次のコードは位置1、2、および3にグラフラベルを設定します。
Visual Basic コードの書き方
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With C1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels .Add(1, "one") .Add(2, "two") .Add(3, "three") End With C1Chart1.ChartArea.AxisX.AnnoMethod = AnnotationMethodEnum.ValueLabels |
C# コードの書き方
C# |
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ValueLabelsCollecton VlColl = c1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels; VlColl.Add(1, "one"); VlColl.Add(2, "two"); VlColl.Add(3, "three"); c1Chart1.ChartArea.AxisX.AnnoMethod = AnnotationMethodEnum.ValueLabels; |
ValueLabels プロパティは、設計時に ValueLabel コレクションエディタを使用して変更することもできます。エディタにアクセスするには、ChartArea プロパティの下にあるX、Y、またはY2 軸を展開して、ValueLabels プロパティの横にある〈…〉ボタンをクリックします。
以下のグラフは、ValueLabel クラスの Text、Appearance、BackColor、Color、MarkerSize、Moveable>の各プロパティを示します。
数値の1と2のラベルの外観は矢印として表示されます。ラベルの Appearance プロパティは、設計時と実行時のいずれでも設定できます。
設計時にラベルの Appearance プロパティを設定するには、ValueLabel コレクションエディタで Label、Triangle Marker、ArrowMarker、CustomMarker のラベルタイプの1つを選択します。ValueLabel クラスの Appearance プロパティは、ValueLabelAppearanceEnum 列挙体の値を取得します。実行時にラベルの Appearance プロパティを設定するには以下のコードを使用します。
Visual Basic コードの書き方
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vl.Appearance = ValueLabelAppearanceEnum.ArrowMarker |
C# コードの書き方
C# |
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vl.Appearance = ValueLabelAppearanceEnum.ArrowMarker; |
以下に示す MarkerSize プロパティは、マーカーを異なるサイズに設定したときのマーカーの表示方法を示します。各マーカーラベルの Moveable プロパティを True に設定すると、M1 と M2 がX 軸に沿って移動します。これは、直交座標を持つグラフに影響する軸の値を指定するための入力デバイスとして便利な場合が多くあります。以下の ValueLabels に関連付けられた2本のグリッド線は、2つのマーカーの視覚的な助けとなります。
ValueLabels コレクションの個々のメンバは、次の3つの方法のいずれかでアクセスできます。ValueLabel のインデックス(0を基準)で指定するか、置き換えられる ValueLabel の値を参照するか、または ValueLabel オブジェクトのテキストの値を参照するかです。たとえば、次の3行のコードはすべて、テキスト “one” に1の値を持つ ValueLabels コレクションの最初のメンバを設定します。
Visual Basic コードの書き方
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C1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels(0).Text = "one" C1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels(1.0).Text = "one" C1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels("one").Text = "one" |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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c1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels[0].Text = "one"; c1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels[1.0].Text = "one"; c1Chart1.ChartArea.AxisX.ValueLabels["one"].Text = "one"; |