Menus and Toolbars for WinForms
ツールバーの実行時カスタマイズ
メニューとツールバーの概要 > ツールバーの外観と動作 > ツールバーの実行時カスタマイズ

C1ToolBars は、デザイン時に CustomizeButtonプロパティを True に設定することで、実行時にカスタマイズできるようになります。

注意:デザイン時に CustomizeButton プロパティを True に設定する前に、ツールバーを C1CommandDock の内側に配置する必要があります。

カスタマイズを有効にすると、デザイン時にツールバーにドロップダウン矢印が表示されます。


実行時にドロップダウン矢印をクリックすると、ポップアップメニューが表示されます。


カスタマイズ可能なツールバーは次のように動作します。

ボタンの追加または削除

メニューからコマンド項目をクリックすると、そのコマンドボタンがツールバーから削除されます。

リセット

[リセット]メニュー項目をクリックすると、ツールバーが元の設定に戻ります。

カスタマイズ

[カスタマイズ]メニュー項目をクリックすると、[ツールバーのカスタマイズ]ダイアログボックスが開きます。

カスタマイズドラッグには、C1ToolBar コンポーネントを変更するための3つのタブが含まれています。

ツールバーのカスタマイズ]ダイアログボックスの各タブの下には、〈保存〉、〈元に戻す〉、〈リセット〉、〈OK〉、〈キャンセル〉の各コマンドボタンがあり、それぞれツールバーの更新した設定を保存する、更新した設定を元に戻す、デフォルト設定にリセットする、新しい設定を承諾する、ツールバーのカスタマイズをキャンセルすることができます。

エンドユーザーによるカスタマイズがアプリケーション設定ファイルに保存されるようにするには、コマンドホルダーの Environment プロパティを動的プロパティに追加する必要があります。

注意:動的プロパティのユーザーインタフェースは、Visual Studio 2005 から削除されていますが、動的プロパティは現在でもサポートされています。 動的プロパティの使い方の詳細については、Microsoft Visual Studio 2005 のマニュアルの「動的プロパティの概要(Visual Studio)」を参照してください。

レイアウトをアプリケーションの .Config ファイルに保存するには、次の手順に従います。

  1. フォームのコンポーネントトレイで[C1CommandHolder]をクリックします。
  2. DynamicProperties ノードを展開し、Advanced プロパティの横の〈…〉ボタンをクリックします。

    動的プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
  3. レイアウト]チェックボックスを ON にしてから、〈OK〉をクリックします。 これでレイアウトがフォームのコードではなくアプリケーションの .config ファイルに保存されます。
注意:プログラムを Visual Studio のデザイナから実行している場合、Visual Studio は app.config ファイルをプロジェクトディレクトリに作成し、実行のたびに実際のアプリケーションの .config ファイル(bin ディレクトリ内)は、その app.config ファイルの内容で置き替えられます。 その結果、プロジェクトを Visual Studio で実行し、ツールバーレイアウトを変更し、閉じてから再実行した場合、レイアウトは復元されません。 これはバグてはありません。アプリケーションを Visual Studio から実行しなければすべて正常に動作します。
フォームの動的プロパティを使用したツールバーレイアウトの保存に加えて、ツールバーのレイアウトを保存・復元する独自のスキームを使用することもできます。 詳細な制御が必要な場合は、Layout プロパティの値をコードに保存・設定します。

ツールバー

ツールバー」タブには、ツールバーを作成・操作するためのオプションが含まれています。

デフォルトでは、ButtonLookプロパティと CustomizeButton プロパティは無効になっています。

ボタンレイアウト]プロパティは、ButtonLook プロパティを[テキストと画像]に設定([テキストと画像]ラジオボタンを選択)すると有効になります。 これは、テキストを画像に対してどのように配置するのか(画像の上下左右)を決定するのが ButtonLayoutHorz プロパティだからです。

CustomizeButton は、新しいC1ToolBarがダイアログボックスに追加されたときに有効になります。

コマンド

コマンド」タブには、[カテゴリ]と[コマンド]の2つのリストボックスが含まれています。[カテゴリ]リストボックスには、すべてのコマンドのカテゴリが含まれています。[コマンド]リストボックスには、各カテゴリのすべてのコマンドが含まれています。

注意:コマンドの Category プロパティが設定されていない場合、[カテゴリ]リストボックスは空で表示されます。


コマンドは次のいずれかの操作で簡単にツールバーに追加できます。

次の図は、[コマンド]リストからフォーム上の書式設定ツールバーに実行時にコマンドをドラッグした様子を示しています。

オプション

オプション」タブには、ルック&フィール、色、フォントなど、C1ToolBar の全般的な外観プロパティを変更するためのオプションが含まれています。


関連トピック