FlexChart for WinForms
スクロール
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膨大な量のデータを限られたスペースにプロットする必要があるが、詳細な分析も必要な場合は、チャートのスクロールが役立ちます。 この機能により、エンドユーザーは、データ全体ではなく、選択した範囲の値の分析に集中できます。たとえば、軸スクロールバーを使用すると、1 年間の日々の株価の動きを表示すると共に、1 か月や 1 週間のデータの動きにも注目することができます。

軸スクロールバー

FlexChart では、C1.Win.Chart.Interaction 名前空間の AxisScrollBar クラスを使用して、X 軸と Y 軸にスクロールバーを追加できます。 FlexChart で軸にスクロールバーをアタッチするには、AxisScrollBar クラスのインスタンスを作成し、それに Axis オブジェクトをパラメータとして渡す必要があります。デフォルトでは、スクロールバーには、UpperValue プロパティと LowerValue プロパティを使用して現在の選択範囲を定義する 2 つのスクロールボックスが表示されます。実行時にユーザーがこのスクロールボックスをドラッグすると、上限値と下限値が変化し、ValueChanged イベントが発生します。スクロールバーには、両端に 2 つのスクロールボタンがあり、これらをクリックして選択範囲をスクロールすることもできます。ScrollButtonsVisible プロパティを False に設定して、これらのボタンを非表示にすることもできます。

flexChart1.Rendering += (s, e) =>
{
    if (_horizontalScrollbar != null && _verticalScrollbar != null)
        return;

    // ScrollBarのインスタンスを作成し、X軸に添付します
    _horizontalScrollbar = new C1.Win.Chart.Interaction.AxisScrollbar(flexChart1.AxisX);

    // ScrollBarの上限値を設定します
    _horizontalScrollbar.UpperValue = _horizontalScrollbar.LowerValue + 150;

    // ScrollBarのインスタンスを作成し、Y軸に添付します
    _verticalScrollbar = new C1.Win.Chart.Interaction.AxisScrollbar(flexChart1.AxisY);

    // ScrollBarのボタンを非表示にします
    _verticalScrollbar.ScrollButtonsVisible = false;
};
AddHandler flexChart1.Rendering, Function(s, e)
    If _horizontalScrollbar IsNot Nothing AndAlso _verticalScrollbar IsNot Nothing Then
     Return Nothing
     End If
        _horizontalScrollbar = New C1.Win.Chart.Interaction.AxisScrollbar(flexChart1.AxisX)
        _horizontalScrollbar.UpperValue = _horizontalScrollbar.LowerValue + 150
        _verticalScrollbar = New C1.Win.Chart.Interaction.AxisScrollbar(flexChart1.AxisY)
        _verticalScrollbar.ScrollButtonsVisible = False
End Function
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