FlexGrid for WinForms
Clip プロパティ (C1FlexGridBase)
使用例 

C1.Win.FlexGrid.6 アセンブリ > C1.Win.FlexGrid 名前空間 > C1FlexGridBase クラス : Clip プロパティ
選択範囲の内容を取得または設定します。
シンタックス
'宣言
 
Public Property Clip As System.String
public System.string Clip {get; set;}
解説

Clip プロパティに割り当てられる(または返される)文字列には、複数のセルが含まれる場合があります。デフォルトでは、タブ文字(\t または vbTab)が列の区切り、改行文字(\r または vbCr)が行の区切りを示します。また、ラインフィード(\n または vbLf)を使用してセル内の文字列を改行します。

デフォルトの行および列区切りは、 ClipSeparatorsプロパティを使用して変更できます。

Clip プロパティに文字列を割り当てた場合は、選択されているセルだけが影響を受けます。クリップ文字列に記述されているセルより選択領域内のセルの方が多い場合は、余分なセルが無視されます。選択領域内のセルよりクリップ文字列に記述されているセルの方が多い場合は、クリップ文字列の余分な部分が無視されます。 Clip 文字列内のエントリを空にすると、既存のセルの内容がクリアされます。

任意の範囲のクリップ文字列を取得または設定するには、 CellRangeオブジェクトを使用します。

使用例

次のコードは、テキストを2行2列の選択領域に挿入します。

' クリップ文字列を作成します(”r1c2”はセル内で改行)。
Dim s As String = "r1 c1" & vbTab & "r1" & vbLf & "c2" & vbCr & "r2 c1" & vbTab & "r2 c2"
          
' 2×2の範囲を選択し、クリップ文字列を選択範囲に適用します。
flex.Select(2, 2, 3, 3)
flex.Clip = s
flex.AutoSizeRow(2)
// クリップ文字列を作成します(”r1c2”はセル内で改行)。
string s = "r1 c1\tr1\nc2\rr2 c1\tr2 c2";
          
// 2×2の範囲を選択し、クリップ文字列を選択範囲に適用します。
flex.Select(2, 2, 3, 3);
flex.Clip = s;
flex.AutoSizeRow(2);
参照

C1FlexGridBase クラス
C1FlexGridBase メンバ