FlexGrid for WinForms
EditMask プロパティ (C1FlexGridBase)
使用例 

C1.Win.FlexGrid.6 アセンブリ > C1.Win.FlexGrid 名前空間 > C1FlexGridBase クラス : EditMask プロパティ
セルの編集時に使用する入力マスクを取得または設定します。
シンタックス
'宣言
 
Public Property EditMask As System.String
public System.string EditMask {get; set;}
解説

EditMask プロパティは、自動入力の書式設定と検証のための入力マスクを指定します。マスクの構文について次に説明します。この構文は、Microsoft MaskedEdit ActiveX コントロールや Microsoft Access で使用される構文に似ています。

ComboListプロパティの設定と同様に、 BeforeEditイベントで EditMask プロパティを設定します。

同じマスクを使用して列内のすべての値を編集する場合は、列の RowCol.EditMaskプロパティを使用します。これにより、 BeforeEditイベントを処理する必要がなくなるため、コードが簡潔になります。

ユーザーがマスク付きのセルの編集を完了すると、 ValidateEditイベントが発生します。マスクが正しく入力されていない場合は、 Cancelイベントパラメータが true に設定されます。そのため、通常、ハンドラを実装する必要はありません。デフォルトの動作で、有効なデータだけが入力されることが保証されます。

EditMask 文字列は、次の記号で構成されます。

ワイルドカード

0 数字

9 数字またはスペース

# 数字、スペース、または記号

L 文字

? 文字またはスペース

A 文字または数字

a 文字、数字、またはスペース

& 任意の文字

ローカライズされた文字

. ローカライズされた 10 進数区切り

, ローカライズされた千単位の区切り

: ローカライズされた時刻区切り

/ ローカライズされた日付区切り

コマンド文字

\ 次の文字をリテラルと見なす

> 文字を大文字に変換

< 文字を小文字に変換

プレースホルダの指定

; 次の文字がプレースホルダとして使用されます(デフォルトは下線)。

使用例

次のコードは、ユーザーが電話番号(地域番号はオプション)と州名(大文字)を入力できるように編集マスクを設定します。使用されるプレースホルダはアスタリスク("*")です。

' ユーザーに電話番号を入力させるための入力マスクを設定します。
' ここでは、エリアコードと、大文字5文字による州名を記入できるようにします。
flex.EditMask = "(###) 000-0000 >LLLLL;*"
// ユーザーに電話番号を入力させるための入力マスクを設定します。
// ここでは、エリアコードと、大文字5文字による州名を記入できるようにします。
flex.EditMask = "(###) 000-0000 >LLLLL;*";
参照

C1FlexGridBase クラス
C1FlexGridBase メンバ