FlexGrid には、ColumnPickerInfo クラスの ShowToolButton プロパティを true に設定するだけで有効にできる組み込みの列ピッカーが用意されています。 列ピッカーを有効にすると、エンド ユーザーは、グリッドの左上隅にある歯車アイコン () を使用して、表示されている列を追加または削除できます。 次のコードは、ShowToolButton プロパティを使用して、FlexGrid で列ピッカーを有効にする方法を示しています。
C# |
コードのコピー
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c1FlexGrid1.ColumnPickerInfo.ShowToolButton = true;
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次の GIF画像は、列ピッカーを使用して一部の表示列を削除する方法を示しています。
または、列のコンテキストメニューから列ピッカーを有効にすることもできます。 列のコンテキスト メニューから 列ピッカーを開く オプションを選択するだけで、列ピッカー UI を開くことができます。 ただし、列コンテキスト メニューに 列ピッカーを開くオプションを表示するには、次のコードに示すように、ShowColumnMenuItem プロパティを true に設定する必要があります。
C# |
コードのコピー
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c1FlexGrid1.ColumnContextMenuEnabled = true; c1FlexGrid1.ColumnPickerInfo.ShowColumnMenuItem = true; |
メモ: コンテキスト メニューに 列ピッカーを開くオプションを表示するには、最初に列のコンテキスト メニューを有効にする必要があります。
列ピッカーを使用すると、表示された列リストから列を簡単に検索できます。 これを行うには、テキスト フィールドに列名を入力し、次の GIF画像のように [検索] ボタンをクリックします。
列ピッカーの検索を有効にするには、ColumnPickerSearchMode 列挙体を通じて列ピッカー検索のタイプを設定する SearchMode プロパティを使用する必要があります。 ColumnPickerSearchMode 列挙体は、検索の種類に対して次のオプションを提供します。
列挙体の値 | 説明 |
None | 検索パネルを無効にします。 |
Highlight | 検索結果を強調表示します。 |
次のサンプルコードは、列ピッカーで検索を有効にする方法を示しています。
C# |
コードのコピー
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c1FlexGrid1.ColumnPickerInfo.SearchMode = C1.Win.FlexGrid.ColumnPickerSearchMode.Highlight; |
列ピッカーは、FlexGrid の列フィールドの階層に基づいて、リスト ビューやツリー ビューなどのさまざまな組み込みビューを提供します。 デフォルトでは、次の図に示すように、列ピッカーはリスト ビューの形式で列リストを表示します。
または、階層データが列に表示されている場合(次の図に示すように列がバンドに配置されている場合)、列リストはツリー ビューの形式で表示されます。