Gauges for WinForms
デコレータのスケール
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実際には、ゲージ全体に1つのスケールが存在します。スケールには、固定された最小値と最大値が設定されます(「 Minimumおよび Maximum プロパティ」を参照してください)。この範囲外に値を表示するデコレータはありません。ラベルには、対応するテキストへのラベル値の変換に影響を与え、それによりスケールの変更をシミュレートする ValueOffset および ValueFactor プロパティが含まれています.

Interval プロパティは、各目盛記号またはラベルを描画する値間隔を設定します。 IntervalWidth プロパティは、論理座標内の目盛記号またはラベルの間隔を指定します。これらのプロパティのいずれかを割り当てて、スケールを徐々に変化させます。ゲージのサイズを変更すると、Interval と IntervalWidth の違いがわかります。最初のプロパティは、近くの目盛記号間の一定値の差を維持する一方で、ピクセルまたは論理座標での実際の間隔は変動します。2番目のプロパティは、値の差に関係なく一定の間隔を維持します。このプロパティは、値が重要ではない装飾用アイテムとして、個々の目盛記号が機能する積み重ねプログレスバーなどの要素に便利です。Interval および IntervalWidth プロパティは、最大値から開始するグラデーションを反対にすることができます。

Fromおよび Toプロパティは、デコレータを表示できる値間隔を設定します。C1GaugeRange にもこれらのプロパティが用意されています。これにより、スケール全体ではなく、指定されたサブ区間に範囲を表示したりできます。FromPointerIndex および ToPointerIndexを使用して、C1GaugeMultivalueDecorator.From および C1GaugeMultivalueDecorator.To プロパティをポインタにバインドできます。これにより、範囲の上限値を現在のポインタの値に応じて変更したりできます。同じ技術がラベルや目盛記号にも機能します。C1GaugeMultivalueDecorator.FromPointerIndex および C1GaugeMultivalueDecorator.ToPointerIndex プロパティは、MorePointers コレクション内のインデックスを指定します。メインポインタにバインドする場合は、これらのプロパティに大きな値(10000 など)を割り当てます。負の値を設定するとバインドはキャンセルされます。

ScaleFrom および ScaleTo プロパティは、デコレータのスケールの開始および終了位置を指定します。C1GaugeMultivalueDecorator.From および C1GaugeMultivalueDecorator.To がポインタにバインドされている一方で、グラデーションがしばしば固定されている場合、これらの値が変動するため、これらのプロパティが必要になります。また、デコレータの位置と幅は ScaleFrom 値から ScaleTo 値に直線的に変化できます。デフォルトでは、これらのプロパティは From および To プロパティと同じ値をとります。これは From 値と To 値がスケールの記号と一致しない場合に発生します。ShowIrregularFrom および ShowIrregularTo プロパティを使用して、これらの値を表示できます。

いくつかのラベルまたは目盛記号のデコレータをシーケンスにグループ化できます。このシーケンスの最初のデコレータは、そのすべての値を表示します。2番目のデコレータは、最初のデコレータに表示される値を除くすべての値を表示します。次のデコレータは、それぞれ前のデコレータのどれにも表示されないすべての値を表示します。 SequenceNoプロパティはシーケンス番号を指定します。C1GaugeLabels および C1GaugeMarks は単独のシーケンスを持ちます。 SequenceNo プロパティを -1 に設定すると、デコレータを任意のシーケンスから除外できます。

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