Input for WinForms
データの書式設定
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C1Input コントロールは、リッチ書式設定モデルをサポートしています。開発者は、コントロールのテキストの外観をほとんど思いどおりにカスタマイズできます。書式設定の主な機能は、入力または格納されている Value の文字列表現 Text を表示することです。

書式設定は FormatType プロパティによって制御されます(詳細は「型の書式設定」を参照)。書式タイプの列挙値は、コントロール内で書式設定されるデータを定義します。数値型と日時型の一部のオプションは、.NET 標準の書式指定子に対応します。たとえば、StandardNumber や LongDate です(.NET Framework ドキュメントの「型の書式設定」を参照)。

CustomFormat は FormatType オプションの1つです。これは、.NET Framework のドキュメントで定義されているカスタム書式指定子に対応します。指定子自体は CustomFormat プロパティで指定されます。たとえば、CustomFormat プロパティが "##,###.###" に設定されている場合は、整数部分が最大5桁、小数点以下が3桁の数値が生成されます。詳細については、「カスタム書式指定子」を参照してください。

UseEvent は特殊な FormatType オプションです。これを指定すると、書式が Formatting イベントによって決定されます。

Null 値(System.DBNull)を表す方法は、NullText プロパティと EmptyAsNull プロパティによって制御されます。

書式設定された値を表示する際に、先頭または末尾にあるスペースを削除した方がよい場合があります。それには、TrimStart プロパティまたは TrimEnd プロパティを使用します。

表示用(コントロールが読み取り専用であるか、編集モードにない場合)と編集モード用の2つの書式を指定できます。編集モードの詳細については、「Value と Text:値の表示、検証、更新」を参照してください。

この2つの書式設定モードは、DisplayFormat プロパティと EditFormat プロパティによって制御されます。デフォルトでは、これらはどちらもコントロールのプロパティを継承します。特定のモードで FormatType、CustomFormat などの特定の書式設定プロパティ(FormatInfo クラスを参照)を割り当てるには、DisplayFormat ノードまたは EditFormat ノードを展開し、(Inherit) フラグを変更して、目的のサブプロパティを設定します。

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