Input for WinForms
データの解析(更新)
C1Input コントロールの使い方 > データの解析(更新)

C1Input コントロールでエンドユーザーによって変更されたデータは、文字列から型付きの Value に変換されます。文字列表現のデータを変換することを解析と言います。これは、書式設定とは逆の処理です。解析は、ParseInfo プロパティによって制御されます。ParseInfo プロパティから ParseInfo クラスにアクセスできます。このクラスには、解析のさまざまな側面を制御するサブプロパティがあります。

解析は書式設定の逆の処理なので、通常は、書式設定の指定に従って実行されるデフォルトの解析方法を変更する必要はありません。デフォルトでは、書式設定に使用される書式設定プロパティ値が解析にも使用されます。ただし、コントロールによる解析方法を変更することもできます。それには、ParseInfo プロパティを展開して (Inherit) フラグを変更し、必要なプロパティ値を設定します。

また、ParseInfo クラスには、解析の詳細を設定するために NumberStyleDateTimeStyle の2つのフラグプロパティがあります。これらのフラグを使用して、数値データや日時データの入力文字列でホワイトスペースや特殊文字を使用できるかどうかを指定できます。詳細については、リファレンスセクションで ParseInfo クラスを参照してください。

FormatType プロパティを UseEvent に設定し、Parsing イベントに解析アクションを処理するためのコードを記述することで、解析を完全にカスタマイズできます。

メモ: DateTimeInput モードおよび NumericInput モードでは解析が実行されません。これらのモードでは、値が既に型付け(日付/時刻または数値)されているため、文字列を解析して値を取得する必要はありません。
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