Ribbon for WinForms
リボングループ
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各リボンタブには、リボングループのセットが含まれます。関連するコマンドを RibbonGroupにグループ化すると、コマンドの検索や特定がより簡単になります。TrimLongCaption プロパティで、RibbonGroup キャプションがグループのコンテンツより長い場合、キャプションを切り取るかどうかを設定できます。グループの右下には、高度な機能へのアクセスを提供する[ダイアログランチャー]ボタンも含まれます。

「クリップボード」、「フォント」、「段落」、「スタイル」という4つのグループを含む「ホーム」タブは、次のような表示になります。

RibbonGroup は、ボタン、チェックボックス、コンボボックス、ツールバー、メニューなど、数多くのリボンアイテムを格納できます。たとえば、以下の「フォント」グループは、関連するフォントコマンドを分類し、数多くのリボンアイテムを格納します。

グループを縮小する

リボングループをさらに追加する場合、既存のリボングループのサイズを変更し、タブ上に新しいグループを入れるための空きを作る必要があることがあります。タブ上にグループの全アイテムを一度に表示するための十分な空きがない場合、グループは縮小表示されます。

グループへの追加に使用できるアイテム

設計時サポートにより、RibbonGroup にリボンアイテムを簡単に追加できます。使用できるリボンアイテムのリストを表示するには、グループフローティングツールバー 上にある[アクション]ボタンをクリックし、以下のリストから選択します。

リボングループへのアイテムの追加 手順については、「リボングループへの項目の追加」トピックを参照してください。

ダイアログランチャーボタン

リボングループに含まれるダイアログランチャーは、拡張機能を提供するためにリボンからダイアログボックスを起動することができます。1つのグループに含まれるのは、単一のダイアログランチャーボタンのみです。

「フォント」グループのダイアログランチャーボタンは、次のような表示になります。

ダイアログランチャーを実装するには、次の操作を実行します。
  1. グループをクリックして選択します。
  2. プロパティウィンドウで、[イベント]ボタンをクリックします。
  3. DialogLauncherClick イベントの右横の空白領域をダブルクリックします。空のイベントハンドラが追加されます。
  4. イベント処理コードを入力し、イベントハンドラ全体を次のような記述にします。

    Visual Basic コードの書き方

    Visual Basic
    コードのコピー
    Private Sub FontGroup_DialogLauncherClick (ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles FontGroup.DialogLauncherClick 

    Dim dlg As FontDialog = New FontDialog

    Dim font As Font = Me.RichTextBox1.SelectionFont

    If Not (font Is Nothing) Then

    dlg.Font = font

    End If

    If (dlg.ShowDialog = System.Windows.Forms.DialogResult.OK) Then

    Me.RichTextBox1.SelectionFont = dlg.Font

    End If

    End Sub

    C# コードの書き方

    C#
    コードのコピー
    private void FontGroup_DialogLauncherClick (object sender, EventArgs e) 

    {

    FontDialog dlg = new FontDialog ();

    Font font = this.richTextBox1.SelectionFont;

    if (font != null) dlg.Font = font;

    if (dlg.ShowDialog () != System.Windows.Forms.DialogResult.OK) return;

    this.richTextBox1.SelectionFont = dlg.Font;

    }

上記のコードを実行するためには、RibbonGroup.Name プロパティが FontGroup に設定されている必要があることに注意してください。