グリッドコンポーネントの外見は、適切なスタイルプロパティのメンバを変更することによってカスタマイズできます。たとえば、グリッドのキャプションのテキストを太字にするには、CaptionStyle プロパティに関連付けられている Font オブジェクトを変更します。設計時に太字を設定するには、Visual Studio のプロパティウィンドウで CaptionStyle ツリーノードを展開し、次に Font を展開してBoldボックスを ON にします。このプロパティの外をクリックして終了すると、変更がグリッドに適用されます。
ここで、GridStyleCollection エディタに切り替えると、組み込みの Caption スタイルが変更されていないことに気付きます。
これは、次の2つの文が等しくないことを意味します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
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Dim myfont As New Font(Me.C1TrueDBGrid1.Font, FontStyle.Bold) Me.C1TrueDBGrid1.CaptionStyle.Font = myfont Me.C1TrueDBGrid1.Styles("Caption").Font = myfont |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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Font myfont = new Font(this.c1TrueDBGrid1.Font, FontStyle.Bold); this.c1TrueDBGrid1.CaptionStyle.Font = myfont; this.c1TrueDBGrid1.Styles["Caption"].Font = myfont; |
最初の文は、Caption という名前のスタイルを変更せずに、グリッドのキャプションバーのフォントをカスタマイズしています。2番目の文は、Caption という名前のスタイルを変更しており、このスタイルがグリッドのキャプションバーの表示に影響するかどうかは、CaptionStyle プロパティの Font メンバがカスタマイズされていたかどうかで決まります。