C1Binding オブジェクトは、C1CalcEngine クラスを使用して、式を解析および評価します。サポートされている構文は、Microsoft Excel で使用されている構文と類似しています。
一般的な論理演算子(=、>、<、<>、>=、<=)、算術演算子(+、-、*、/、^)はすべて使用できます。また、かっこを使用して式をグループ化できます。次に例を示します。
"1+2*3 < (1+2)*3" returns TRUE (7 < 9).
また、式内では、連結ソースオブジェクトの任意のパブリックプロパティを使用できます。次に例を示します。
"Price * 8.5%" は、Price プロパティに 0.085 を乗算した値を返します。
コレクションや辞書を返すプロパティもサポートされています。たとえば、DataContext オブジェクトに Children プロパティがあるします。
"Children(Children.Count-1).Name" は、最後の子の名前を返します。
さらに、C1CalcEngine は、Excel で使用できる関数のサブセットをサポートします。これらの関数のリストについては、「C1Binding Expression 構文の要素」を参照してください。