FlexChart の注釈の配置には、次の 2 つのメカニズムがあります(順序は不同)。
- チャートに相対的に注釈を配置する。
- データポイントに相対的に注釈を配置する。
チャートに相対的に注釈を配置する
チャートに相対的に注釈を配置する場合は、チャート内の注釈の添付と場所を指定します。
FlexChart で注釈を添付する方法は、次の 4 つがあります。
- Absolute:この添付は、アプリケーションのサイズ変更に関係なく、注釈が固定されて移動しないことを示します。絶対添付を設定するには、Attachment プロパティを AnnotationAttachment 列挙の Absolute に設定します。絶対添付モードで注釈の場所を設定するには、注釈の座標をピクセル単位で設定します。
- DataCoordinate:この添付は、注釈が特定のデータポイントに添付されることを示します。この添付を設定するには、Attachment プロパティを AnnotationAttachment 列挙の DataCoordinate に設定します。注釈の位置を設定するには、Location プロパティを設定して、注釈のデータ座標を指定します。
- DataIndex:この添付は、系列のインデックスに基づいて系列に、ポイントインデックスに基づいてポイントに、注釈が添付されることを示します。この添付を設定するには、Attachment プロパティを AnnotationAttachment 列挙の DataIndex に設定します。注釈の場所を指定するには、SeriesIndex および PointIndex プロパティを設定します。
- Relative:この添付は、注釈がチャートに相対的な場所とサイズを持つことを示します。この添付を設定するには、Attachment プロパティを AnnotationAttachment 列挙の Relative に設定します。Location プロパティを使用して、チャート内の相対的な注釈の場所を指定します。(0, 0)は左上、(1, 1)は右下です。
データポイントに相対的に注釈を配置する
AnnotationPosition 列挙の Position プロパティを設定して、データポイントに対する注釈の場所を指定します。
次の図に、2013 年の最大の税収入を強調表示する四角形注釈を示します。
次のコードは、9 年間の税収入データを比較し、最大の収入を表示します。このコードは、FlexChart の注釈レイヤに四角形注釈の添付、場所、位置を指定する方法を示します。