パラメータは、どのようなレポートでも重要な要素です。パラメータは、レポートに渡されたデータを操作することで、挿入されるデータに影響を及ぼします。パラメータを使用して、データのデフォルト値を変更したり、データにフィルタを適用することができます。また、複数値パラメータを使用して、複数の値を選択することもできます。
FlexReport のパラメータコレクション C1FlexReport.Parameters でパラメータを定義して、タイプ、キャプション、デフォルト値、有効な値などを指定できます。
C1FlexReport.Parameters コレクションでパラメータとして定義される各要素は、ReportParameter クラスのインスタンスです。これは次のプロパティを持ちます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Nullable |
このパラメータの値を Null にできるかどうかを示す値を取得または設定します。複数値パラメータの場合は、true にできません。 |
AllowBlank |
このパラメータの値を空の文字列にできるかどうかを示す値を取得または設定します。DataType が String でない場合は無視されます。 |
MultiValue |
これが複数値パラメータ(値のセットを受け取ることができるパラメータ)であるかどうかを示す値を取得または設定します。 |
Hidden |
このパラメータをユーザーに非表示にする(ただし、サブレポート、ドリルスルーレポートなどでプログラミングによって使用することは可能)かどうかを示す値を取得または設定します。 |
Prompt |
パラメータ値の入力を求める際にエンドユーザーに表示されるプロンプトを取得または設定します。 |
Value |
パラメータ値を取得または設定します。MultiValue が true の場合は、Value に配列を指定できます(この場合は、すべての項目が同じ項目タイプを持つ必要があります)。 |
DataType |
パラメータのデータタイプを取得または設定します。 |
AllowedValuesDefinition |
このパラメータの許容値のリストを定義する AllowedValuesDefinition を取得します。許容値は、AllowedValuesDefinition.Values プロパティを使用して静的リストとして指定するか、AllowedValuesDefinition.Binding プロパティを使用してレポートのデータソースの 1 つに連結された動的リストとして指定できます。 |
レポートパラメータは、FlexReportDesigner アプリケーションを使用して簡単に追加できます。詳細については、「複数データソースレポートでのパラメータへのデータの連結」を参照してください。