GanttView for WPF
カスタムバースタイル

ガントビューでは、プロジェクト計画内のすべてのタスクがタスクバーで表されます。タスクバーは、開始日、終了日、期間、完了割合、現在の状況などの属性を表します。このバーの色、形、ハッチスタイルをカスタマイズして、視覚効果を高めることができます。

そのために、GanttView では BarStyle クラスを使用します。このクラスには、タスクバーの背景色、形、ハッチスタイルを設定するさまざまなプロパティが含まれます。実行時には、[バーの設定]ダイアログを使用してタスクバーをカスタマイズすることもできます。このダイアログには、ツールバーの[バーの設定]ボタンをクリックしてアクセスできます。さらに、GanttView に適用されたフォントに応じてタスクバーの高さを調整することもできます。C1GanttView クラスには AdaptiveBarHeight プロパティがあり、これを true に設定することで、GanttView のフォントサイズに応じてタスクバーの高さが自動的に調整されます。AdaptiveBarHeight プロパティを false に設定し、BarHeight プロパティを使用して高さを設定することで、明示的に高さを設定することもできます。

次の図に、タスクバーをカスタマイズしたガントビューを示します。

バースタイルのカスタマイズ

タスクバーをカスタマイズするために、BarStyle クラスには次のプロパティが用意されています。

プロパティ 目的
BarType カスタマイズを適用するバーを指定します。
BarColor タスクバーの背景色を設定します。
BarShape タスクバーの形を設定します。
BarPattern タスクバーを塗りつぶすためのハッチスタイルを設定します。
EndPattern タスクバーの端の形を塗りつぶすためのハッチスタイルを設定します。

次のコードは、タスクバーをカスタマイズする方法を示します。この例では、「クイックスタート」で作成したサンプルを使用します。

'バースタイルのインスタンスを作成します
Dim bs As New BarStyle()

'手動タスクのみにカスタマイズ化を適用する
bs.BarType = BarType.ManualTask
bs.BarColor = Colors.Red
bs.BarShape = BarShape.Frame
bs.BarPattern = HatchPattern.DiagonalCross
bs.EndPattern = HatchPattern.Empty

'ガントビューにバースタイルオブジェクトを追加します
gv.BarStyles.Add(bs)
//バースタイルのインスタンスを作成します
BarStyle bs = new BarStyle();

//手動タスクのみにカスタマイズ化を適用します
bs.BarType = BarType.ManualTask;
bs.BarColor = Colors.Red;
bs.BarShape = BarShape.Frame;
bs.BarPattern = HatchPattern.DiagonalCross;
bs.EndPattern = HatchPattern.Empty;

//ガントビューにバースタイルオブジェクトを追加します
gv.BarStyles.Add(bs);
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