各デコレータ要素には、要素が表示される位置を指定する Location プロパティがあります。このプロパティには、0(ゲージの中心)から1(ゲージの外縁)までを指定できます。ゲージコントロールには、すべてのデコレータの配置を制御する Radius プロパティもあり、これも0から1までを指定できます。半径プロパティのデフォルト値は 0.8 です。この場合は、すべてのデコレータがコントロール内に表示されます。
C1RadialGauge デコレータのサンプルでは、C1GaugeLabel の Location プロパティが 1.1 に設定されています。これにより、ラベルはゲージの外側にオフセットされて表示されます。Radius プロパティは 0.8 に設定されているため、ラベルはコントロール内に描画されます(この場合、ラベルの実際の位置は、1.1 * 0.8 = 0.88 と計算できます)。
次の図は、サンプルゲージの C1GaugeMark および C1GaugeLabel 要素にさまざまな Location プロパティを適用した場合の違いを示します。
Location に1より大きな値を指定すると、ラベルやマークがゲージ本体の外側に描画されます。
C1GaugeMark 要素は、必要な数だけ指定できます。たとえば、0~ 60 分の範囲を持つ時計型のゲージを作成できます。この場合は、1つの C1GaugeLabel 要素と2つの C1GaugeMark 要素を使用します。
4つの「主な」時間(12、3、6、9)のラベルを表示する 15 分間隔の C1GaugeLabel。
1時間を表す5分間隔の C1GaugeMark。
1分を表す1分間隔の C1GaugeMark。
ラベルと目盛りマークは、Template プロパティを使用してカスタマイズすることもできます。