現在のマップスケールに応じて要素の表示/非表示を制御するためのプロパティがいくつかあります。たとえば、ズームインしたときには詳細な内容を表示し、ズームアウトしたときには詳細を隠すことができます。
全体的な制御は、要素が表示されるようになる最小比例画面サイズを C1VectorLayer.MinSize プロパティで指定して行います。
C1VectorPlacemark ラベルの表示/非表示を制御するために、特別なプロパティがあります。C1VectorLayer.LabelVisibilty には、次の値を指定できます。
Hide – ラベルは不可視になり、ツールチップとして表示されます。
AutoHide – 重なったラベルは非表示になります。
Visible – すべてのラベルが表示されます。
さらに、各ベクター要素には LOD プロパティに格納される独自の表示/非表示設定があり、これがグローバル値より優先します。
LOD(Level of Details)構造体には次のプロパティが含まれます。
MinSize、MaxSize – 要素の比例画面サイズの表示範囲を指定します。サイズがこの範囲に入らない場合、要素は非表示になります。
MinZoom、MaxZoom – 代わりに、要素を表示するマップスケール(Zoom プロパティ)の範囲を指定します。