Toolbar for WPF/Silverlight
1部:コマンドライブラリの使用
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WPF は、以下の定義済みコマンドのライブラリを提供します。

多くの WPF コントロールには、これらのコマンドが組み込まれているため、コードを記述することなくコマンドを実装できます。

以下の手順は、C1Toolbar を使用して、一般的なクリップボードコマンドをいくつか実装する方法を示します。

  1. 新しい WPF アプリケーションを開くか作成します。

  2. デフォルトの Grid 要素に2つの RowDefinition を追加し、最初の行の高さを自動にします。次のようになります。

    XAML
    コードのコピー
    <Grid.RowDefinitions>
        <RowDefinition Height="Auto" />
        <RowDefinition />
    </Grid.RowDefinitions>
    
  3. 最初の行に挿入する C1Toolbar を追加します。

  4. 次の XAML を貼り付けて、C1Toolbar にいくつかのタブ、グループ、およびボタンを挿入します。

    XAML
    コードのコピー
    <c1:C1Toolbar Name="c1Toolbar1" FocusManager.IsFocusScope="True">
        <c1:C1ToolbarTabControl>
            <c1:C1ToolbarTabItem Header="Home">
                <c1:C1ToolbarGroup Header="Clipboard">
                    <c1:C1ToolbarButton LabelTitle="貼り付け" Command="ApplicationCommands.Paste" 
                                LargeImageSource="/Resources/paste.png" />
                    <c1:C1ToolbarButton LabelTitle="切り取り" Command="ApplicationCommands.Cut" 
                                    SmallImageSource="/Resources/cut.png" />
                    <c1:C1ToolbarButton LabelTitle="コピー" Command="ApplicationCommands.Copy" 
                                    SmallImageSource="/Resources/copy.png" />
                </c1:C1ToolbarGroup>
            </c1:C1ToolbarTabItem>
        </c1:C1ToolbarTabControl>
    </c1:C1Toolbar>
    

    このマークアップは、C1Toolbar 内に1つのグループを含む1つのタブを作成します。Clipboard グループには、3つの C1ToolbarButton が含まれます。各ボタンには、WPF アプリケーションコマンドライブラリにある一般的なクリップボードコマンドが割り当てられます。C1ToolbarIsFocusScope 添付プロパティが True に設定されていることに注目してください。これにより、C1Toolbar は、その範囲内のフォーカスのある要素を追跡できます。これらの C1ToolbarButton には、小さな画像および大きな画像も指定されています。ただし、これらは必須ではありません。
  5. TextBox コントロールを C1Toolbar の下に追加します。

  6. アプリケーションを実行し、これらの C1ToolbarButton をクリックして、TextBox で一般的なクリップボードコマンド(Paste、Copy、Cut)が機能することを確認します。