WPF は、以下の定義済みコマンドのライブラリを提供します。
アプリケーションコマンド(Cut、Copy、Paste)
ナビゲーションコマンド(BrowseBack、BrowseForward)
メディアコマンド(Play、Stop、Pause)
編集コマンド
コンポーネントコマンド
多くの WPF コントロールには、これらのコマンドが組み込まれているため、コードを記述することなくコマンドを実装できます。
以下の手順は、C1Toolbar を使用して、一般的なクリップボードコマンドをいくつか実装する方法を示します。
新しい WPF アプリケーションを開くか作成します。
デフォルトの Grid 要素に2つの RowDefinition を追加し、最初の行の高さを自動にします。次のようになります。
XAML |
コードのコピー
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---|---|
<Grid.RowDefinitions>
<RowDefinition Height="Auto" />
<RowDefinition />
</Grid.RowDefinitions>
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最初の行に挿入する C1Toolbar を追加します。
次の XAML を貼り付けて、C1Toolbar にいくつかのタブ、グループ、およびボタンを挿入します。
XAML |
コードのコピー
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<c1:C1Toolbar Name="c1Toolbar1" FocusManager.IsFocusScope="True"> <c1:C1ToolbarTabControl> <c1:C1ToolbarTabItem Header="Home"> <c1:C1ToolbarGroup Header="Clipboard"> <c1:C1ToolbarButton LabelTitle="貼り付け" Command="ApplicationCommands.Paste" LargeImageSource="/Resources/paste.png" /> <c1:C1ToolbarButton LabelTitle="切り取り" Command="ApplicationCommands.Cut" SmallImageSource="/Resources/cut.png" /> <c1:C1ToolbarButton LabelTitle="コピー" Command="ApplicationCommands.Copy" SmallImageSource="/Resources/copy.png" /> </c1:C1ToolbarGroup> </c1:C1ToolbarTabItem> </c1:C1ToolbarTabControl> </c1:C1Toolbar> |
TextBox コントロールを C1Toolbar の下に追加します。
アプリケーションを実行し、これらの C1ToolbarButton をクリックして、TextBox で一般的なクリップボードコマンド(Paste、Copy、Cut)が機能することを確認します。