空白ページの削除

ワークブックをPDFファイルにエクスポートする際、空白のページがいくつか表示される場合があります。多数のワークシートを含むワークブックでは、空白のページを見つけて、改ページの設定に影響を与えずにワークブックの中から空白ページを削除するのが難しくて時間がかかる作業です。

DioDocs for Excelで、空白ページの印刷と公開を回避するには、PDFのページをスキャンし、空白のページを識別して、その空白ページを除外しながら改ページ情報も正確に更新することができます。

PDFファイルから空白ページを削除するには、PrintManager クラスのインスタンスを作成し、 Paginate メソッドでワークブックのデフォルトの改ページ設定を取得する必要があります。その後、 HasPrintContent メソッドを使用して、ページに内容があるかどうかを確認してUpdatePageNumberAndPageSettings メソッドでページ番号のインデックスと各ページのページ設定を更新します。最後にSavePDF() メソッドを使用してPDFファイルを保存します。

コードの使用

次のサンプルコードは、PDFファイルにエクスポートする際、空白ページを削除する方法を示します。

C#	コードのコピー
//ワークブックを初期化します Workbook workbook = new Workbook(); //Excelファイルを開きます workbook.Open("DeletingBlankPages.xlsx"); //PrintManagerクラスのインスタンスを作成します PrintManager printManager = new PrintManager(); //ワークブックのデフォルトの改ページ情報を取得します IList<PageInfo> pages = printManager.Paginate(workbook); //空白ページを削除します IList<PageInfo> newPages = new List<PageInfo>(); foreach (PageInfo page in pages) { //印刷する範囲に内容がある場合はtrueです if (printManager.HasPrintContent(page.PageContent.Range)) { newPages.Add(page); } } //各ページのページ番号とページ設定を更新します printManager.UpdatePageNumberAndPageSettings(newPages); //PDF ファイルとして保存します printManager.SavePDF("DeleteBlankPagesIntheMiddle.pdf", newPages);

コードのコピー

//ワークブックを初期化します
Workbook workbook = new Workbook();
   
//Excelファイルを開きます
workbook.Open("DeletingBlankPages.xlsx");
 
//PrintManagerクラスのインスタンスを作成します
PrintManager printManager = new PrintManager();

//ワークブックのデフォルトの改ページ情報を取得します
IList<PageInfo> pages = printManager.Paginate(workbook);

//空白ページを削除します
IList<PageInfo> newPages = new List<PageInfo>();
 
foreach (PageInfo page in pages)
 {
  //印刷する範囲に内容がある場合はtrueです
  if (printManager.HasPrintContent(page.PageContent.Range))
   {
    newPages.Add(page);
   }
 }

//各ページのページ番号とページ設定を更新します
printManager.UpdatePageNumberAndPageSettings(newPages);

//PDF ファイルとして保存します
printManager.SavePDF("DeleteBlankPagesIntheMiddle.pdf", newPages);