DioDocs for Excel
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CSV ファイルのインポートとエクスポート
ファイル操作 > CSV ファイルのインポートとエクスポート

このセクションでは、DioDocs for Excel がスプレッドシートドキュメント(.csv ファイル)を処理する方法についてまとめます。

csv ファイルまたはストリームを開く/保存するためにワークブックをインポート/エクスポートする際は、CsvOpenOptions クラスと CsvSaveOptions クラスの次のプロパティとメソッドを使用して、ワークブックにさまざまな開く/保存オプションを設定できます。

設定 説明

CsvOpenOptions.ConvertNumericData

このプロパティを使用して、テキストファイル内の文字列を数値データに変換するかどうかを示す値を取得または設定できます。

CsvOpenOptions.ConvertDateTimeData

このプロパティを使用して、テキストファイル内の文字列を日付データに変換するかどうかを示す値を取得または設定できます。

CsvOpenOptions.SeparatorString

このプロパティを使用して、区切り文字として使用される文字列値を取得または設定できます。

CsvOpenOptions.Encoding

このプロパティを使用して、デフォルトのエンコーディング(UTF-8)を取得または設定できます。

CsvOpenOptions.ParseStyle

このプロパティを使用して、文字列値を数値または日時に変換する際に、解析された値のスタイルを適用する必要があるかどうかを指定できます。

CsvOpenOptions.HasFormula

このプロパティを使用して、先頭に「=」があるテキストを数式と見なすかどうかを指定できます。

CsvSaveOptions.SeparatorString

このプロパティを使用して、区切り文字として使用される文字列値を取得または設定できます。デフォルトでは、この値はカンマ区切り文字です。

CsvSaveOptions.Encoding

このプロパティを使用して、デフォルトのエンコーディング(UTF-8)を指定できます。

CsvSaveOptions.ValueQuoteType

このプロパティを使用して、エクスポートされたテキストファイル内の値をどのように引用符で囲むかを取得または設定できます。

メモ: DioDocs for Excel は、QuoteColumns プロパティが設定される場合、このプロパティを無視します。
CsvSaveOptions.QuoteColumns

このプロパティを使用して、列の値を引用符で囲みかを指定できます。列番号は 0 から始まり、無効な列番号を指定しても効果はありません。引用符で囲まれた列の値は CellSeparator プロパティによって示します。このプロパティは、デフォルトで二重引用符 (") に設定します。

メモ:値に引用符や区切り文字などの特殊文字が含まれている場合、値は常に引用符で囲まれます。

.csv ファイルをインポートする方法については、次のサンプルコードを参照してください。

C#
コードのコピー
IWorkbook workbook = new Workbook();

//方法1 - csvファイルを開きます
workbook.Open(@"test.csv", OpenFileFormat.Csv);

//方法2 - 複数のOpenオプションを使用してcsvファイルを開きます
CsvOpenOptions options = new CsvOpenOptions();
options.ConvertNumericData = false;
options.ParseStyle = false;
workbook.Open(@"test.csv", options);

ワークブックまたはワークブック内の特定のワークシートから .csv ファイルをエクスポートする方法については、次のサンプルコードを参照してください。

C#
コードのコピー
 //ワークブックからcsvファイルを保存します

 IWorkbook workbook1 = new Workbook();

 //csvファイルに保存します
 workbook1.Save(@"test.csv", SaveFileFormat.Csv);

 //高度な設定でcsvファイルに保存します
 CsvSaveOptions options1 = new CsvSaveOptions();
 options1.SeparatorString = "-";
 options1.ValueQuoteType = ValueQuoteType.Always;
 workbook1.Save(@"test.csv", options1);

//ワークシートからcsvファイルを保存します

 IWorkbook workbook2 = new Workbook();
 IWorksheet worksheet = workbook2.Worksheets[0];

 //csvファイルに保存します
 worksheet.Save(@"test.csv", SaveFileFormat.Csv);

 //高度な設定でcsvファイルに保存します
 CsvSaveOptions options2 = new CsvSaveOptions();
 options2.SeparatorString = "-";
 options2.ValueQuoteType = ValueQuoteType.Always;
 worksheet.Save(@"test.csv", options2);
メモ: SeparatorString プロパティは廃止されました。 代わりに、RowSeparatorColumnSeparator、および CellSeparator プロパティを使用できます。詳細については、区切り文字付きCSVファイルのインポートとエクスポートを参照します。