テンプレート構文を使用して Excel 帳票を作成する際に、自動で改ページを行うように設定できます。改ページの方法は、用紙サイズによる方法と、1ページあたりのレコード数による方法の2種類があります。

用紙サイズによる自動改ページは、食料品リストや製品カタログなど、リストタイプの Excel 帳票を作成する場合に適しています。この場合、コンテンツが指定された用紙サイズを超えると、新しいページがワークシートとして作成されます。一方、レコード数による自動改ページは、請求書など、明細行数が一定の固定フォーマットの Excel 帳票を作成する際に便利です。この場合、出力するレコードが指定されたレコード数を超えると新しいページがワークシートとして作成され、収まらなかったレコードは、新しいワークシートに出力されます。

テンプレート構文には、上記2つの自動改ページ方法に対応するために、様々なテンプレートプロパティと関数を用意しています。これらのプロパティと関数の詳細については、「自動改ページのプロパティと関数」を参照してください。なお、自動改ページのプロパティと関数はすべて、グローバル設定「TemplateOptions.PaginationMode」が「true」に設定されている場合にのみ動作します。TemplateOptions.PaginationMode の詳細については、「グローバル設定」を参照してください。

また、自動改ページを行って生成した Excel 帳票では、ワークシートの名前は、帳票テンプレートでのワークシートの名前とページのインデックスで構成されます。例えば、帳票テンプレートでのワークシートの名前が「Sheet1」で、自動改ページにより2ページ＝2つのワークシートを生成した場合、出力した Excel 帳票では、最初のページのワークシートの名前は「Sheet1_Page1」になり、2ページ目のものは「Sheet1_Page2」になります。

制限事項

• 自動改ページを行って Excel 帳票を作成する場合、数式、条件付き書式、データ検証、テーブル、チャートの出力はサポートしていません。
• 自動改ページでは、関数フィールドおよび式フィールドをサポートしていますが、数式フィールドはサポートしていません。各テンプレートフィールドの詳細は「テンプレートフィールド」を参照してください。