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PDFビューワの構成
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PDFビューワの構成

以下の手順は、PDFファイルを表示するためにPDFビューワを使用する ASP.NET Core Webアプリケーションの作成方法を紹介します。

  1. Microsoft Visual Studio 2022を開き、[新しいプロジェクトの作成] > [ASP.NET Core Web アプリケーション]を選択します。New project dialog
  2. [新しい ASP.NET Core Web アプリケーションの作成]ダイアログで、ターゲット フレームワークとして 「.NET 6.0(長期的なサポート)」 を選択します。
    メモ: WindowsでFireFoxによって表示される警告を回避するために、[HTTPS用に構成]オプションがオフになっていることを確認してください。

  3. サンプルプロジェクトが正常にビルド・実行されている(ブラウザで初期画面が表示される)ことを確認します。以降の手順はプロジェクト名を「WebApplication1」として想定します。
  4. 次のコマンドを実行してPDFビューワをインストールします。コマンドプロンプトのディレクトリがlibフォルダに設定されていることを確認してください。PDFビューワはWebApplication1\wwwroot\libにインストールされます。
    npm install @mescius/dspdfviewer
    メモ: このコマンドを実行する場所は、ビューワがコマンドに対して相対的に配置されるため重要です。 上記のコマンドは、ビューワをWebApplication1\wwwroot\lib\node_modules@mescius\dspdfviewerに配置します。
  5. Visual Studioでは、新しいHTMLページ(「index.html」という名前)を「wwwroot」フォルダに追加します。
    Add new item dialog
  6. 次のサンプルコードをindex.htmlファイルに貼り付けます。
    index.html
    コードのコピー
    <!DOCTYPE html>
    <html lang="en">
    <head>
        <meta charset="utf-8">
        <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no, shrink-to-fit=no">
        <meta name="theme-color" content="#000000">
        <title>PDF Viewer Demo | PDF Plugin</title>
        <link rel="stylesheet" href="https://cdn.materialdesignicons.com/2.8.94/css/materialdesignicons.min.css">
        <script>
            function loadPdfViewer(selector) {
                var viewer = new DsPdfViewer(selector, { /* Specify options here */ }
                );
                viewer.addDefaultPanels();
                viewer.open("Wetlands.pdf");
            }
        </script>
    </head>
    <body onload="loadPdfViewer('#root')">
        <div id="root"></div>
        <script type="text/javascript" src="lib/node_modules/@mescius/dspdfviewer/dspdfviewer.js "></script>
    </body>
    </html>
    

    メモ:上記のサンプルコードは、PDFビューワをページに追加するだけでなく、起動時に静的PDF(Wetlands.pdf)もロードします。Wetlands.pdfがwwwrootディレクトリにあることを確認してください。

  7. デフォルトのコードを次のサンプルコードに置き換えて、Program.cs ファイルを変更します。
    Program.cs
    コードのコピー
    var builder = WebApplication.CreateBuilder(args);
    
    // コンテナにサービスを追加します。
    builder.Services.AddRazorPages();
    
    var app = builder.Build();
    
    // HTTP リクエスト パイプラインを構成します。
    if (!app.Environment.IsDevelopment())
    {
        app.UseExceptionHandler("/Error");
        // デフォルトの HSTS 値は 30 日です。 運用シナリオではこれを変更することもできます。https://aka.ms/aspnetcore-hsts を参照してください。
        app.UseHsts();
    }
    app.UseHttpsRedirection();
    app.UseDefaultFiles();
    app.UseStaticFiles();
    app.UseRouting();
    app.UseAuthorization();
    app.MapRazorPages();
    app.Run();
    
  8. アプリケーションをビルドして実行すると、PDFビューワ(Wetlands.pdfがロードされている)を含むページがデフォルトのブラウザに表示されます。
    GcDocs PDF Viewer

 

  1. Microsoft Visual Studioを開き、[新しいプロジェクトの作成] > [ASP.NET Core Web アプリケーション]を選択します。
    New project dialog

  2. [新しい ASP.NET Core Web アプリケーションの作成]ダイアログで、次のように設定します。
    • .NET Core / ASP.NET Core 3.1
    • []プロジェクトテンプレート
      メモ: WindowsでFireFoxによって表示される警告を回避するために、[HTTPS用に構成]オプションがオフになっていることを確認してください。

    Create a new ASP.NET Core web application dialog
       

  3. サンプルプロジェクトが正常にビルド・実行されている(ブラウザで初期画面が表示される)ことを確認します。以降の手順はプロジェクト名を「WebApplication1」として想定します。

  4. ファイルエクスプローラーでプロジェクトを開き、以下に示すように「wwwroot」および「lib」ディレクトリを作成します。
    WebApplication1\wwwroot
    WebApplication1\wwwroot\lib

    File Explorer

  5. 次のコマンドを実行してPDFビューワをインストールします。コマンドプロンプトのディレクトリがlibフォルダに設定されていることを確認してください。PDFビューワはWebApplication1\wwwroot\libにインストールされます。

    npm install @mescius/dspdfviewer

    メモ: このコマンドを実行する場所は、ビューワがコマンドに対して相対的に配置されるため重要です。 上記のコマンドは、ビューワをWebApplication1\wwwroot\lib\node_modules@mescius\dspdfviewerに配置します。

  6. Visual Studioでは、新しいHTMLページ(「index.html」という名前)を「wwwroot」フォルダに追加します。
    Add new item dialog

  7. 次のサンプルコードをindex.htmlファイルに貼り付けます。
    index.html
    コードのコピー
    <!DOCTYPE html>
    <html lang="en">
    <head>
        <meta charset="utf-8">
        <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no, shrink-to-fit=no">
        <meta name="theme-color" content="#000000">
        <title>PDF Viewer Demo | PDF Plugin</title>
        <link rel="stylesheet" href="https://cdn.materialdesignicons.com/2.8.94/css/materialdesignicons.min.css">
        <script>
            function loadPdfViewer(selector) {
                var viewer = new DsPdfViewer(selector, { /* Specify options here */ }
                );
                viewer.addDefaultPanels();
                viewer.open("Wetlands.pdf");
            }
        </script>
    </head>
    <body onload="loadPdfViewer('#root')">
        <div id="root"></div>
        <script type="text/javascript" src="lib/node_modules/@mescius/dspdfviewer/dspdfviewer.js "></script>
    </body>
    </html>
    

    メモ:上記のサンプルコードは、PDFビューワをページに追加するだけでなく、起動時に静的PDF(Wetlands.pdf)もロードします。Wetlands.pdfがwwwrootディレクトリにあることを確認してください。


  8. デフォルトの「Configure」メソッドを次のサンプルコードに置き換えて、Startup.csファイルを変更します。これにより、アプリの起動時にデフォルトでindex.htmlが開きます。
    Startup.cs
    コードのコピー
    var builder = WebApplication.CreateBuilder(args);
    
    // コンテナにサービスを追加します。
    builder.Services.AddRazorPages();
    
    var app = builder.Build();
    
    // HTTP リクエスト パイプラインを構成します。
    if (!app.Environment.IsDevelopment())
    {
        app.UseExceptionHandler("/Error");
        // デフォルトの HSTS 値は 30 日です。 運用シナリオではこれを変更することもできます。https://aka.ms/aspnetcore-hsts を参照してください。
        app.UseHsts();
    }
    app.UseHttpsRedirection();
    app.UseDefaultFiles();
    app.UseStaticFiles();
    app.UseRouting();
    app.UseAuthorization();
    app.MapRazorPages();
    app.Run();
    


  9. アプリケーションをビルドして実行すると、PDFビューワ(Wetlands.pdfがロードされている)を含むページがデフォルトのブラウザに表示されます。
    GcDocs PDF Viewer   

 

PDFファイルのロード

PDF ビューワ の open メソッドは、ローカル パス、同ドメイン、および他のドメイン URL ソースからの PDF ファイルのロードをサポートしています。

ローカルファイルからロード

Pdf ビューワでローカル PDF ファイルを開くには、ビューワの左上隅にある [開く] ボタン (  ) をクリックします。 「開く」ダイアログが開き、PDF ファイルを選択します。

また、コードにて PDF ファイルを開くこともできます。次のサンプルコードは、 ローカルから PDF ファイルを開く方法を示しています。

コードのコピー
// ローカルパス。
viewer.open("assets/pdf/newsletter.pdf");

URLからロード

Pdf ビューワで同じドメイン URL から PDF ファイルを開くには、open メソッドに URL 文字列を渡します。

次のサンプルコードは、同じドメイン URL から PDF ファイルを開く方法を示しています。

コードのコピー
// URLパス。
viewer.open("https://developer.mescius.com/documents-api-pdf/docs/newsletter.pdf");

メモ:上記のサンプルコード例は、Mescius Web サイトで公開されている DsPdfViewer デモから取得したものです。 また、Mescius Web サイトで公開されているファイルを開いて、URL が同じドメインに属していることを確認します。

異なるドメイン URL からロード

PDFビューワ で異なるドメイン URL から PDF ファイルを開くには、open メソッドで CorsProxy を使用して URL 文字列を渡します。

次のサンプルコードは、異なるドメイン URL から PDF ファイルを開く方法を示しています。

コードのコピー
// 異なるドメイン URL パス。
viewer.open("https://localhost:7288/api/pdf-viewer/CorsProxy?url=https://developer.mescius.com/documents-api-pdf/docs/newsletter.pdf");
メモ:CorsProxyメソッドを使用するには、SupportApiを構成する必要があります。 詳細については、「PDFエディタの構成 (サーバー接続型)」を参照してください。