カレンダーコントロール、日付時刻および日付コントロールのドロップダウンカレンダーで表示される祝日の設定は定義ファイルに保存して利用することができます。保存した定義ファイルは、他のプロジェクトやユーザーなどで再利用が可能です。
祝日定義ファイルは、休日と休日スタイルが定義されたXMLファイルです。カレンダーコントロール、日付時刻および日付コントロールのドロップダウンカレンダーで、この定義ファイルをインポートすることで、コーディングや、プロパティの設定なしに簡単に祝日を設定することができます。 また、コントロール上で設定した休日を定義ファイルとしてエクスポートすることもできます。
なお、InputMan for ASP.NETには、サンプルとして国民の祝日が予め登録されて休日定義ファイルが付属しています。サンプルの祝日定義ファイルは、InputMan for ASP.NETの製品インストールフォルダ内のSamples\Sample.zipに含まれる「Holiday.xml」です。また、サンプルの祝日定義ファイルには、次の注意点があります。
春分の日と秋分の日について
定義ファイルには、春分の日と秋分の日は2000年から2050年まで登録されています。これらの日付は天文学に基づく計算から算出されていますが、実際の祝日とは異なる可能性があります。春分の日と秋分の日は、毎年2月に翌年分が閣議決定され、官報によって公布されます。
ハッピーマンデーについて
成人の日、海の日、敬老の日、体育の日は、祝日改正法に基づいた日付で登録されています。よって、法律改正前の暦については、成人の日、海の日、敬老の日、体育の日が異なります。
山の日について
山の日は2016年以降に施行されるため、定義ファイルには2016年から2050年まで登録されています。
祝日定義ファイルをインポート/エクスポートするには、以下の手順で行います。ここでは、カレンダーコントロールで、サンプルの祝日定義ファイル(Holiday.xml)を使用する例を説明しています。
インポートの手順
- カレンダーコントロールをフォームに配置します。
- カレンダーコントロールを選択し、プロパティページの[日付スタイル]−[休日スタイル]のページを表示します。
- 「休日の設定」ペインの〈読み込み〉ボタンをクリックします。
- ファイル選択のダイアログボックスが表示されるので、Holiday.xmlを選択し〈開く〉ボタンをクリックします。
- 以上の操作で、カレンダーに休日スタイルがインポートされます。
インポートされた休日スタイルをカレンダーコントロール上で有効にするには、休日スタイルをアクティブに設定する必要があります。アクティブに設定するには、プロパティページ上で、インポートされた休日スタイルのチェックボックスをチェックします。
エクスポートの手順
- カレンダーコントロールを選択し、プロパティページの[日付スタイル]−[休日スタイル]のページを表示します。
- 「休日の設定」グループボックスから〈保存〉ボタンをクリックします。
- 「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されるので、保存するファイル名を入力し〈保存〉ボタンをクリックします。
- 以上の操作で、カレンダーの休日スタイルがエクスポートされます。
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休日スタイルをファイルにエクスポートする場合、カレンダーに登録されている休日スタイルすべてが1つのファイルに保存されます。 |
コーティングによるインポート/エクスポート
ファイルへのインポート/エクスポートは、
HolidayStyleCollectionクラスの
Loadまたは
Saveメソッドを使ってコードから実行することもできます。
以下は、休日定義ファイルをカレンダーコントロール(GcCalendar1)にインポートし、休日スタイルをアクティブにする例です。