数値コントロールの特長的な機能である数値書式の設定と活用について解説します。
NumberFormatのプロパティ | 説明 |
---|---|
Digit | 数値の桁数、および小数点と桁区切り記号の位置を設定します。リテラル文字列は設定できません。 |
PositivePrefix | 正の数値の前に配置する通貨記号などのリテラル文字を設定します。 |
PositiveSuffix | 正の数値の後に配置するリテラル文字を設定します。 |
NegativePrefix | 負の数値の前に配置する通貨記号や負号などのリテラル文字を設定します。また、NegativeColorプロパティを使って負の数値の表示色を設定することもできます。 |
NegativeSuffix | 負の数値の後に配置するリテラル文字を設定します。 |
対象となるプロパティ | 数値コントロールの動作 |
---|---|
Digit | DisplayFormatプロパティで設定したDigitの書式が適用されます。 |
PositivePrefix | 数値の前には何も表示されません。 (通貨記号も表示されません) |
PositiveSuffix | 数値の後には何も表示されません。 |
NegativePrefix | 数値の前には何も表示されません。 (負号も通貨記号も表示されません) |
NegativeSuffix | 数値の後には何も表示されません。 |
キーワード | 説明 |
---|---|
# | 数値の桁を指定します。値が0の場合は何も表示されません。 (対象:Digit) |
0 | 数値の桁を指定します。値が0の場合は0を表示します。 (対象:Digit) |
.(ピリオド) | 小数点の表示位置を指定するプレースホルダです。実際に表示される小数点は、DecimalPointプロパティで設定します。 (対象:Digit) |
,(コンマ) | 桁区切り記号の表示位置を指定するプレースホルダです。実際に表示される桁区切り記号は、Separatorプロパティで設定します。 (対象:Digit) |
$ | 通貨記号の表示位置を指定するプレースホルダです。実際に表示される通貨記号は、CurrencySymbolプロパティで設定します。 (対象:PositivePrefix、NegativePrefix) |
\ | キーワードをリテラル文字として表示させます。 (対象:Digit以外のすべての有効なプロパティ) |
書式 | 表記例 | 説明 |
---|---|---|
##.## | 10 10.1 99.99 |
整数部2桁、少数部2桁を表します。値が 0 の時は何も表示されません。 |
#0.## | 0 10.1 99.99 |
整数部2桁、少数部2桁を表します。値が 0 の時は 0 が表示されます。 |
00 | 00 99 |
整数部2桁を表します。 値が1桁の場合には、十の位には 0 が表示されます。 |
###,##0 | 0 100,000 |
整数部6桁を表します。千の位には区切り記号が表示されます。 |
NumberDisplayFormatのプロパティ | 説明 |
---|---|
Digit | 数値の桁数、および小数点と桁区切り記号の位置を設定します。リテラル文字列は設定できません。 |
PositivePrefix | 正の数値の前に配置する通貨記号などのリテラル文字を設定します。 |
PositiveSuffix | 正の数値の後に配置するリテラル文字を設定します。 |
NegativePrefix | 負の数値の前に配置する通貨記号や負号などのリテラル文字を設定します。また、NegativeColorプロパティを使って負の数値の表示色を設定することもできます。 |
NegativeSuffix | 負の数値の後に配置するリテラル文字を設定します。 |
対象となるプロパティ | 数値コントロールの動作 |
---|---|
Digit | Formatプロパティで設定したDigitの書式が適用されます。 |
PositivePrefix | 数値の前には何も表示されません。 (通貨記号も表示されません) |
PositiveSuffix | 数値の後には何も表示されません。 |
NegativePrefix | 数値の前には何も表示されません。 (負号も通貨記号も表示されません) |
NegativeSuffix | 数値の後には何も表示されません。 |
キーワード | 説明 |
---|---|
# | 数値の桁を指定します。値が0の場合は何も表示されません。 (対象:Digit) |
0 | 数値の桁を指定します。値が0の場合は0を表示します。 (対象:Digit) |
.(ピリオド) | 小数点の表示位置を指定するプレースホルダです。実際に表示される小数点は、DecimalPointプロパティで設定します。 (対象:Digit) |
,(コンマ) | 桁区切り記号の表示位置を指定するプレースホルダです。実際に表示される桁区切り記号は、Separatorプロパティで設定します。 (対象:Digit) |
[DBNum1]G | 数値を漢数字で表示します。(例:一億二千三百四十五万六千七百八十九) (対象:Digit) |
[DBNum2]G | 数字を漢数字(大字)で表示します。(例:壱億弐阡参百四拾伍萬六阡七百八拾九) (対象:Digit) |
[DBNum3]G | 数字を漢数字と全角の数字を組み合わせて表示します。(例:1億2千3百4十5万6千7百8十9) (対象:Digit) |
[DBNum4]G | 小数点以下の数字を漢数字を使って表示します。(例:〇.九分八厘七毛六糸五忽四微三纖二沙一塵) (対象:Digit) |
$ | 通貨記号の表示位置を指定するプレースホルダです。実際に表示される通貨記号は、CurrencySymbolプロパティで設定します。 (対象:PositivePrefix、NegativePrefix) |
\ | キーワードをリテラル文字として表示させます。 (対象:Digit以外のすべての有効なプロパティ) |
書式 | 表記例 | 説明 |
---|---|---|
##.## | 10 10.1 99.99 |
整数部2桁、少数部2桁を表します。値が 0 の時は何も表示されません。 |
#0.## | 0 10.1 99.99 |
整数部2桁、少数部2桁を表します。値が 0 の時は 0 が表示されます。 |
00 | 00 99 |
整数部2桁を表します。 値が1桁の場合には、十の位には 0 が表示されます。 |
###,##0 | 0 100,000 |
整数部6桁を表します。千の位には区切り記号が表示されます。 |
###.###[###:千] | 123千 12,345千 |
下の3桁を文字列"千"に置き換えます。 |
' 入力書式の設定 GcNumber1.Format.Digit = "######.##" GcNumber1.Format.PositivePrefix = "+" GcNumber1.Format.NegativePrefix = "-" GcNumber1.Format.PositiveSuffix = "" GcNumber1.Format.NegativeSuffix = "" ' 表示書式の設定 GcNumber1.DisplayFormat.Digit = "###,##0.00" GcNumber1.DisplayFormat.PositivePrefix = "$" GcNumber1.DisplayFormat.NegativePrefix = "$-" GcNumber1.DisplayFormat.PositiveSuffix = "(税別)" GcNumber1.DisplayFormat.NegativeSuffix = "(税別)" ' 記号などの設定 GcNumber1.CurrencySymbol = "\" GcNumber1.DecimalPoint = "." GcNumber1.Separator = "," GcNumber1.NegativeColor = Color.Red ' 入力許可範囲の設定 GcNumber1.MinValue = -99999.99D GcNumber1.MaxValue = 99999.99D
// 入力書式の設定 GcNumber1.Format.Digit = "######.##"; GcNumber1.Format.PositivePrefix = "+"; GcNumber1.Format.NegativePrefix = "-"; GcNumber1.Format.PositiveSuffix = ""; GcNumber1.Format.NegativeSuffix = ""; // 表示書式の設定 GcNumber1.DisplayFormat.Digit = "###,##0.00"; GcNumber1.DisplayFormat.PositivePrefix = "$"; GcNumber1.DisplayFormat.NegativePrefix = "$-"; GcNumber1.DisplayFormat.PositiveSuffix = "(税別)"; GcNumber1.DisplayFormat.NegativeSuffix = "(税別)"; // 記号などの設定 GcNumber1.CurrencySymbol = "\\"; GcNumber1.DecimalPoint = '.'; GcNumber1.Separator = ','; GcNumber1.NegativeColor = Color.Red; // 入力許可範囲の設定 GcNumber1.MinValue = -99999.99M; GcNumber1.MaxValue = 99999.99M;
Imports GrapeCity.Web.Input.IMNumber ' 入力書式の設定 GcNumber1.Format = New NumberFormat("######.##", "+", "-", "", "") ' 表示書式の設定 GcNumber1.DisplayFormat = New NumberDisplayFormat("###,##0.00", "$", "$-", "(税別)", "(税別)") ' 記号などの設定 GcNumber1.CurrencySymbol = "\" GcNumber1.DecimalPoint = "." GcNumber1.Separator = "," GcNumber1.NegativeColor = Color.Red ' 入力許可範囲の設定 GcNumber1.MinValue = -99999.99D GcNumber1.MaxValue = 99999.99D
using GrapeCity.Web.Input.IMNumber; // 入力書式の設定 GcNumber1.Format = new NumberFormat("######.##", "+", "-", "", ""); // 表示書式の設定 GcNumber1.DisplayFormat = new NumberDisplayFormat("###,##0.00", "$", "$-", "(税別)", "(税別)"); // 記号などの設定 GcNumber1.CurrencySymbol = "\\"; GcNumber1.DecimalPoint = '.'; GcNumber1.Separator = ','; GcNumber1.NegativeColor = Color.Red; // 入力許可範囲の設定 GcNumber1.MinValue = -99999.99M; GcNumber1.MaxValue = 99999.99M;