数値コントロールの外観のカスタマイズ方法について解説します。
数値コントロールで書式設定を行うと、フィールドそれぞれにスタイルを設定することが可能です。各フィールドに設定可能なスタイルについては、「フィールドオブジェクトによる書式設定」を参照してください。
また、フィールドスタイラーコンポーネントを使用すると、より容易にスタイルを設定することができます。
(図)フィールド毎に異なったスタイル
数値コントロールでは、以下の状態についてそれぞれ文字色と背景色を設定することが可能です。
状態 | プロパティ |
---|---|
フォーカスを持っている | ActiveBackColor、ActiveForeColor |
無効(EnabledプロパティがFalse) | DisabledBackColor、DisabledForeColor |
読み取り専用(ReadOnlyプロパティがTrue) | ReadOnlyBackColor、ReadOnlyForeColor |
次のサンプルコードは、コントロールがフォーカスを取得したときの背景色および文字色を設定する例です。
FlatStyle プロパティを使用すると、コントロールの外観のスタイルを変更することができます。
FlatStyleの値 | 説明 | 外観 |
---|---|---|
Flat | フラットに(平面的に)表示されます。 | ![]() |
Popup | マウスポインタをボタン上に移動すると外観がフラットから3Dに変わります。 | ![]() |
Standard | 3Dで(立体的に)表示されます。 | ![]() |
System | オペレーティングシステムによって決定されます。 | ![]() |
ActiveFlat | Office XP形式のフラットスタイルが適用されます。 | ![]() |
Professional | ToolStripに適用される視覚スタイルが適用されます。 | ![]() |
Office2007Blue | Office2007Blue形式のスタイルが適用されます。 | ![]() |
Office2007Black | Office2007Black形式のスタイルが適用されます。 | ![]() |
Office2007Silver | Office2007Silver形式のスタイルが適用されます。 | ![]() |
FlatStyleプロパティの値が、Flat、PopUp、Standard、Systemのときは、BorderStyle プロパティを使用して境界線のスタイル変更することができます。
また、BorderStyleプロパティがFixedSingle のときは、SingleBorderColor プロパティを使用して境界線の色を設定することができます。
入力領域内でテキストの水平および垂直方向の整列位置を指定するには、ContentAlignment プロパティを使用します。
また、Padding プロパティを使うことで、コントロールの上下左右の端からデータ入力領域の端までの距離をピクセル単位で調整できます。
以下に、テキストの配置位置を設定するサンプルコードを示します。
AutoSize プロパティを使用するとコントロールの高さが自動的に調整されます。コントロールの高さは、Font プロパティで設定されたフォントサイズとコントロールのPadding プロパティによって決定されます。